秋はノーベル賞の話題が出ますね。
今年の受賞者の予想で浮上したお名前の中に本庶佑教授もありました。
たまたま健康(医療)と食に関する本を読んで知っていたため、オヨッと思い、今日はそのあたりを私流に調べたり考えたりしていきたいと思います。
本庶佑教授とは
本庶佑(ほんじょ たすく)教授は、京都大学名誉教授で、
T細胞の表面に「PD-1」という分子を発見した方です。専門は分子免疫学だそうです。
T細胞というのは、私たちの身体の中にある免疫の親分的存在で、血液 > 白血球 >リンパ球 >T細胞 というと分かりやすいでしょうか、要するに、異物を見つけたら素早く駆けつけてやっつける有り難い存在です。
で、上のPD-1という分子を見つけたことによって、がん治療の新薬が開発されたということで、これがノーベル賞を受賞できるのではないか、といわれているのですね。
本庶佑著 生命の未来を語る(シリーズ 健康と食を問い直す生物学)
本棚のどこかにあると思い、探し出しました。また読みたい本ですが、
どんなことが書いてあったのか、断片的にですが、思い出してみると、
クローン人間のことについてとか、組み換え作物栽培の話とか、医療のことなど、それから生命について、といった感じの内容で、
科学に関することのこれまでの歴史や最先端の医療について、食べるということの本来の意味などが語られている本だったと思います。
考えてみれば、異物を攻撃する免疫システムですが、その異物とはなんぞや?というと、スギ花粉やハウスダストなんていうことではなくて、
食べているものは全て、私達人間にとっては異物以外の何者でもないではないか、と気付かされた本でもありました。
アレルギーに深く関わる免疫ですから、私も身体に関してのことではダイエットの次に興味があるわけです。
やはり、がん治療にも免疫は関与していますよね、と今回思いました。
でも、免疫って高ければよいか、というとそうではなくて、T細胞さんがいつも戦闘モードでいると、ちょっとしたことでものすごい力を発揮してくれたりして、身体としてはそれが迷惑な時もあったりするので、
調整っていうのは、どんな世界でも不可欠なんだなぁ、とも気づいたり。
ノーベル賞はいったいどなたが受賞されるのでしょうか。発表が楽しみですね。授賞式のタキシードに至るまで、また色々と騒がれるのですね。私も興味があってテレビのニュースでは毎年注目していることの一つです。
今日は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。