冬に必ず風邪を引くという人も多いですが、風邪だけに注意をしていてはいけません。肺炎も心配な病気の一つです。
今日は肺炎とはどのような病気なのか、ちょっと詳しくみていきましょう。
肺炎は風邪の延長ではない
肺炎の思い違いはよく聞きます。「風邪を長引かせるとなる。」と思っている方がとても多いですね。
実は肺炎はウイルスや細菌が原因です。
身体に浸入したウイルスや細菌が発熱や胸の痛みなどを引き起こすのです。咳・痰・息が苦しいなどの症状も出ます。
肺炎の原因菌やウイルスはどこにある?
そして怖いのは、肺炎になってしまう原因の細菌やウイルスは人間の身体にももともと存在するし、暮らしている空間のいたるところに居るというところです。
それではどういうときに発症するのか、というと、人間が体力的に弱って、それこそ風邪などの悪化によっても体調不良が続いてしまって免疫力が落ちたところが危ないです。
肺炎の原因菌はいろいろある
肺炎は1つの種類の細菌やウイルスが原因ではなく、たくさんの種類が存在していますが、
中でも「肺炎球菌」という菌が一番猛威を振るっています。肺炎発症例の実に24.6%がこの肺炎球菌が原因です。
続いてインフルエンザ菌も18.5%となっています。
これらの菌は冬だけがさかんに元気なのではなく、いつだって私達人間のまわりにいて、いつだって関係なく肺炎になってしまう危険が潜んでいるのです。
肺炎球菌に感染すると?
肺炎球菌は、日本人が肺炎になってしまう原因第一位の菌です。
テレビでもCMで予防接種をしましょうと呼びかけていますよね。65歳以上の方を対象に。
この肺炎球菌に感染すると、肺炎になるのですが他にも灰結晶や髄膜炎なども起こすことがあります。
肺炎球菌はもともと小さい子どものノドにも鼻にもいて、くしゃみをしたり咳をしたりするとその肺炎球菌が飛び、免疫力が落ちている人がそれを吸い込むことで身体に浸入します。
まったくそういった状況にない人っていうのも極わずかでしょうから、こんな危険は誰にだって有りえます。
誰にだって発症する可能性がある肺炎で亡くなる人の95%くらいが65歳だというのですからオドロキです。
そういうことで、肺炎球菌ワクチンをしましょうとCMなどでも呼びかけているのですね。
肺炎は予防できます
予防方法は主に7つあります。
- うがい、手洗い、マスクの着用
- 歯磨きによって口の中を清潔にする
- 誤嚥を防ぐ
- 禁煙する
- 規則正しい生活をし免疫力を高める
- 持病は治療する
- 予防接種をする
どうでしょうか?
やろうと思えばむずかしいことはないのですが、習慣にしていかないといけないものが含まれていますね。
誤嚥については、お年寄りに多いとおもいます。回りの方が気をつけてあげることですね。
今日は肺炎について書きました。参考になりましたか?
ご自身も予防に努めて、そしてこういったことをお友達やご家族と普段から話をするようにするといいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。