7月の誕生花ハス|花言葉・由来・贈り方ガイド
7月の誕生花ハス(蓮)は、泥の中から美しい花を咲かせることから「清らかさ」の象徴とされてきました。この記事では、ハスの花言葉や由来、品種の特徴、贈り方のポイントをわかりやすくご紹介します。
ハスとは?7月の誕生花の基本情報
ハス(蓮、Lotus)は、7月の誕生花として知られるハス科ハス属の多年性水生植物です。学名はNelumbo nuciferaで、東アジア、東南アジア、インドを中心に広く分布しています。
ハスの特徴
水面に大きな円形の葉を広げ、水面より高く花茎を伸ばして花を咲かせます。花の直径は15cmから25cm程度で、早朝に開花し、午後には花弁を閉じます。開花から3日から4日で花びらが散り、特徴的な蜂の巣状の花托(かたく)が残ります。
名前の由来
「ハス」の名前は、花托の形が蜂の巣に似ていることから「蜂巣(はちす)」が転じたものとされています。また、英語では「Lotus」と呼ばれますが、これはギリシャ語に由来します。日本語では「蓮」の字を当てますが、これは中国語からの借用です。
ハスとスイレンの違い
よく混同されるハスとスイレンですが、実は異なる植物です。ハスは水面から高く花茎を伸ばして咲くのに対し、スイレンは水面に浮かぶように咲きます。ハスの葉は水をはじく撥水性がありますが、スイレンの葉には切れ込みがあり水をはじきません。分類上もハスはハス科、スイレンはスイレン科に属する別の植物です。
ハスの花言葉と由来
ハスの花言葉は、その神聖な美しさにふさわしいものが多く込められています。
「清らかな心」
ハスの代表的な花言葉は「清らかな心」です。泥の中に根を張りながらも、水面上に清浄な花を咲かせるその姿が、穢れに染まらない清らかさの象徴とされています。仏教では「泥中の蓮」という言葉があり、どのような環境にあっても心の清らかさを保つことの大切さを説いています。
「神聖」「雄弁」
ハスには「神聖」という花言葉もあります。古代エジプト、インド、中国、日本など、世界各地の文明でハスは聖なる花として崇められてきました。また「雄弁」という花言葉は、古代エジプトの雄弁家がハスの花を手に持って演説したという伝承に由来するとされています。
色別の花言葉
白いハスには「純粋」「沈着」、ピンクのハスには「信頼」「離れゆく愛」という花言葉がつけられています。贈り物として選ぶ際は、色ごとの花言葉を意識すると、より思いが伝わるでしょう。
ハスの文化的な意味と歴史
ハスは世界各地の文化や宗教において特別な位置を占めています。
仏教とハス
仏教においてハスは最も重要な花の一つです。仏像が蓮華座(れんげざ)に座っている姿は広く知られています。ハスが泥から生まれながら美しく咲く姿は、煩悩の世界にあっても悟りを開けるという教えの象徴とされています。経典にも頻繁に登場し、「蓮華」は仏教用語として深い意味を持っています。
ヒンドゥー教とハス
ヒンドゥー教でもハスは神聖な花とされ、創造神ブラフマーがハスの花の上に座っているとされています。ヴィシュヌ神はハスの花を手に持った姿で描かれることが多く、美と繁栄の女神ラクシュミーもハスとともに表現されます。
日本文化とハス
日本ではハスは仏教の伝来とともに深く根づき、寺院の池に植えられることが多くあります。お盆の時期に仏壇にハスの花や葉を供えるのは、故人の魂が清らかな世界で安らかであることを願う意味が込められています。食用としてもレンコン(蓮根)が広く親しまれています。
ハスの品種と見どころ
観賞用のハスにはさまざまな品種があり、それぞれ異なる魅力を持っています。
大型種
「大賀蓮(おおがはす)」は、約2000年前の古代ハスの実から発芽させた品種で、日本の天然記念物に指定されている場所もあります。大輪のピンク色の花を咲かせ、歴史的価値も含めて人気があります。「舞妃蓮(まいひれん)」は王子蓮と大賀蓮の交配品種で、淡いクリーム色からピンクに変化する花色が美しい品種です。
中型・小型種(碗蓮)
鉢植えで楽しめる小型のハスは「碗蓮(わんれん)」と呼ばれ、ベランダや庭先でも栽培が可能です。「小舞妃(しょうまいひ)」「火花(ひばな)」「酔妃蓮(すいひれん)」などの品種があり、コンパクトながら美しい花を楽しめます。
ハスの名所
日本各地にはハスの名所があります。開花時期は例年7月から8月で、早朝が最も美しく花を観賞できます。上野公園の不忍池(東京)、千葉公園(千葉)、薬師池公園(東京)などが有名です。
ハスの贈り方と楽しみ方
ハスを贈り物として活用する方法と、自宅での楽しみ方をご紹介します。
切り花としてのハス
ハスの切り花は花屋での取り扱いが限られますが、夏場に入荷することがあります。花だけでなく、蕾や花托、丸い葉も花材として使われ、和風のアレンジメントに向いています。水揚げが難しい花のため、花屋に相談して適切な管理方法を教わるとよいでしょう。
ハスモチーフの贈り物
生花の入手が難しい場合は、ハスをモチーフにしたアクセサリーや雑貨もおすすめです。ハスの花をデザインした和小物、アロマキャンドル、食器なども、7月生まれの方への贈り物として喜ばれるでしょう。
自宅での栽培
碗蓮であればベランダでも栽培できます。直径30cm以上の水鉢に田土や荒木田土を入れ、レンコン(種蓮根)を植えつけます。日当たりの良い場所に置き、水を切らさないことが栽培のポイントです。肥料は生育期に緩効性肥料を与えます。上手に管理すれば、夏に美しい花を楽しむことができます。
まとめ
7月の誕生花ハスは、「清らかな心」「神聖」という花言葉にふさわしい、格調高い花です。仏教やヒンドゥー教をはじめ、世界中の文化で神聖な花として崇められてきた長い歴史があります。7月生まれの方への贈り物としてはもちろん、その美しさと深い意味を知ることで、夏のハスの花をより深く味わうことができるでしょう。