ちがいサーチ ちがいサーチ

バターとマーガリンの違い|原料・栄養・使い方を比較

バター マーガリン 乳製品 食品
広告スペース (article-top)

バターとマーガリンは見た目が似ており、料理やパンに塗るという用途も重なりますが、原料や製法、栄養成分には大きな違いがあります。ここでは、両者の違いを詳しく比較します。

原料の違い

バターとマーガリンの最も根本的な違いは原料にあります。

バター

バターは牛乳から作られる乳製品です。牛乳に含まれる脂肪分(乳脂肪)を集めて練り上げたものがバターです。主成分は乳脂肪で、油脂分が80%以上のものが「バター」と定義されています。

日本のJAS規格では、乳脂肪分80%以上、水分17%以下のものをバターと定めています。

マーガリン

マーガリンは植物性油脂(大豆油、コーン油、パーム油、なたね油など)を主原料として作られた加工食品です。植物油に水素を添加して固体化させ、バターに似た風味や食感に加工しています。

JAS規格では、油脂含有率80%以上のものが「マーガリン」、80%未満のものが「ファットスプレッド」と分類されます。

項目バターマーガリン
主原料牛乳(動物性)植物性油脂
油脂分80%以上80%以上
分類乳製品加工食品
法的定義乳等省令JAS規格

栄養成分の違い

バターとマーガリンの栄養成分を比較します(100gあたり、一般的な値)。

栄養素バター(有塩)マーガリン
エネルギー約745kcal約758kcal
脂質約81g約83g
飽和脂肪酸約52g約23g
コレステロール約210mg約5mg
ビタミンA約520μg製品による
ビタミンD約0.6μg製品による
食塩相当量約1.9g約1.3g

カロリーはほぼ同等ですが、脂肪酸の組成が大きく異なります。バターは飽和脂肪酸が多く、マーガリンは不飽和脂肪酸が多い傾向にあります。

トランス脂肪酸について

かつてマーガリンにはトランス脂肪酸が多く含まれていることが問題視されていました。トランス脂肪酸は心臓病のリスクを高めるとされています。

しかし、近年の日本のマーガリン製品は製造方法の改良により、トランス脂肪酸の含有量が大幅に削減されています。多くのメーカーがトランス脂肪酸の低減に取り組んでおり、現在の市販品では以前ほど心配する必要はないとされています。

味と風味の違い

バターの味わい

バターは乳脂肪由来の豊かなコクと風味が特徴です。加熱すると独特の芳ばしい香り(バター香)が生まれ、料理やお菓子に深い味わいを加えます。

有塩バターと無塩バター(食塩不使用バター)があり、料理には有塩、お菓子作りには無塩が一般的に使われます。

マーガリンの味わい

マーガリンはバターに比べてあっさりとした味わいです。風味づけのために香料が添加されていることが多く、製品によって味に差があります。バターほどのコクはありませんが、口当たりが軽いという特徴があります。

使い方の違い

パンに塗る

どちらもパンに塗る用途で使えますが、冷蔵庫から出してすぐの状態では違いがあります。バターは硬くなりやすいのに対し、マーガリンは柔らかいまま塗りやすい状態が保たれます。

料理に使う

バターはソテーやソース作りなど、加熱調理でその風味が生きます。特にフランス料理では欠かせない食材です。

マーガリンは日常的な炒め物や焼き物に手軽に使えます。ただし、バターと同じ風味にはならないため、バターの風味を求めるレシピではバターの使用が推奨されます。

お菓子作り

お菓子作りではバターとマーガリンで仕上がりに差が出ます。

項目バター使用マーガリン使用
風味豊かなバター風味あっさり
サクサク感しっかりしたサクサク感軽いサクサク感
しっとり感しっとりリッチ軽い食感
価格高い安い

保存方法の違い

バターは酸化しやすいため、開封後は早めに使い切る必要があります。冷蔵保存が基本で、長期保存する場合は冷凍も可能です。

マーガリンもバター同様に冷蔵保存が基本ですが、バターに比べて酸化しにくく、開封後も比較的品質が安定しています。

価格の違い

一般的にバターはマーガリンよりも高価です。バターの原料となる牛乳の価格や、製造に必要な乳脂肪の量がコストに反映されています。マーガリンは植物油を原料としているため、比較的安価に製造できます。

どちらを選ぶべきか

バターとマーガリンの選択は、用途や好み、健康上の考慮によって異なります。風味を重視する料理やお菓子作りにはバターが適しており、日常使いの手軽さやコストを重視する場合はマーガリンが便利です。いずれも脂質が多い食品であるため、摂取量には注意が必要です。

広告スペース (article-bottom)

あわせて読みたい