ちめいのよみかた ちめいのよみかた

神奈川県の難読地名と由来

難読地名 神奈川県 関東 横浜
広告スペース (article-top)

神奈川県は横浜市や川崎市などの大都市から箱根や湘南といった観光地まで、多彩な地域を抱えています。古くは相模国と武蔵国の一部にあたり、歴史の深い地名が数多く残っています。ここでは神奈川県の読みにくい地名を紹介します。

横浜市の難読地名

地名読み方由来・解説
弘明寺ぐみょうじ南区弘明寺という寺院の名前に由来
十日市場とおかいちば緑区十日ごとに市場が立ったことに由来
鴨居かもい緑区鴨が多く棲んでいた場所の意味
綱島つなしま港北区綱を張って漁をした島に由来する説
生麦なまむぎ鶴見区生の麦が取れた場所。生麦事件で有名
野毛のげ中区「崖」を意味する古語「のげ」に由来

「弘明寺」は横浜市南区にある地名で、「こうめいじ」ではなく「ぐみょうじ」と読みます。京急本線と横浜市営地下鉄の駅名にもなっています。坂東三十三箇所の一つである弘明寺観音に由来する地名で、横浜市内で最も古い寺院の一つです。

「野毛」は「のげ」と読み、横浜の繁華街の一角を占めています。「野毛」の語源は崖を意味する古語で、実際に地形を見ると丘陵の縁にあたることがわかります。

川崎市の難読地名

地名読み方由来・解説
梶ヶ谷かじがや高津区鍛冶(かじ)職人がいた谷の意味
犬蔵いぬくら宮前区犬を蔵(飼育)していた場所の意味とされる
百合丘ゆりがおか麻生区百合の花が咲く丘の意味
生田いくた多摩区「生きた田」つまり肥沃な田んぼの意味

川崎市の地名は比較的読みやすいものが多いですが、「犬蔵」のように「いぬくら」と読む珍しい地名もあります。犬蔵は宮前区にある住宅地で、かつて狩猟用の犬を飼育していた場所だったとする説があります。

湘南・県央の難読地名

地名読み方由来・解説
辻堂つじどう辻(十字路)にお堂があったことに由来
寒川さむかわ冷たい水が流れる川に由来
秦野はだの秦氏が開拓した野原に由来
鵠沼くげぬま白鳥(鵠)がいた沼の意味
愛甲あいこう古代の郡名「愛甲郡」に由来

「鵠沼」は藤沢市にある地名で、「こうぬま」ではなく「くげぬま」と読みます。サーフィンで有名な鵠沼海岸がある地域です。「鵠」は白鳥を意味する漢字で、かつてこの地に白鳥が飛来する沼があったことに由来します。

「秦野」は「はたの」ではなく「はだの」と読みます。丹沢山地の南麓にある市で、名水百選に選ばれた湧き水でも知られています。古代に渡来系の秦氏がこの地域を開拓したことが地名の由来とされています。

県西部・箱根の難読地名

地名読み方由来・解説
足柄あしがら足で柄(取っ手)を踏む急坂の意味とされる
曽我そが曽我兄弟の伝説に由来
国府津こうづ国府(国の役所)の津(港)に由来
飯泉いいずみ飯(米)と泉に恵まれた土地の意味
酒匂さかわ「逆川」が転じたとする説がある

「国府津」は小田原市にある地名で、「こくふつ」ではなく「こうづ」と読みます。JR東海道線と御殿場線の分岐点にある駅として鉄道ファンにはよく知られています。古代に相模国の国府が近くにあり、その港(津)として栄えたことが由来です。

「酒匂」は「さけにおい」ではなく「さかわ」と読みます。酒匂川は箱根や丹沢を水源とする川で、小田原市を流れて相模湾に注ぎます。

三浦半島の難読地名

地名読み方由来・解説
逗子ずし厨子(仏像を納める箱)に由来する説がある
衣笠きぬがさ衣をかぶせた笠のような山の形に由来
久里浜くりはま「栗浜」が転じたとする説がある
走水はしりみず走るように水が流れる場所の意味

「走水」は横須賀市にある地名で、「はしりみず」と読みます。古事記にも登場する古い地名で、日本武尊と弟橘媛の伝説の舞台とされています。東京湾の入り口に位置し、潮の流れが速いことからこの名が付いたとされています。

まとめ

神奈川県の難読地名は、相模国の古い歴史、鎌倉時代の武家文化、さらには東海道の宿場町としての歴史など、多層的な背景を持っています。「弘明寺」「鵠沼」「秦野」「国府津」などは日常的に目にしながらも正しく読みにくい地名です。地名の由来を知ることで、神奈川県の歴史的な奥深さを感じることができるでしょう。

広告スペース (article-bottom)

あわせて読みたい