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エメラルドグリーンの意味と色コード|宝石が由来の色

エメラルドグリーン 洋色 宝石 カラーコード
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透き通るような深い緑――エメラルドグリーンは、宝石のエメラルドを思わせる鮮やかで高貴な色です。自然界の緑とは一線を画す、青みを帯びた澄んだ緑は、見る人に清涼感と格調の高さを同時に感じさせます。ファッション、インテリア、Webデザインなど多くの分野で愛用されるこの色について、基本情報から歴史、類似色との違い、活用法までを詳しく解説します。

エメラルドグリーンの基本情報

エメラルドグリーンは、青みを帯びた鮮やかな緑色です。宝石のエメラルドの色を指す色名として広く定着しています。

項目内容
色名エメラルドグリーン
英語名Emerald Green
HEXコード#009B6B
RGBR:0 G:155 B:107
HSLH:161 S:100% L:30%
CMYKC:100 M:0 Y:31 K:39
マンセル値2.5BG 5/10
系統青緑系
由来宝石のエメラルド(緑柱石)

カラーコード一覧(用途別)

デザインツールやCSSで使いやすいよう、各形式のカラーコードをまとめます。

形式
HEX#009B6B
RGBrgb(0, 155, 107)
HSLhsl(161, 100%, 30%)
CMYK100, 0, 31, 39
CSS変数例—color-emerald-green:
#009B6B;
Tailwind(カスタム)emerald-green: ‘
#009B6B

エメラルドグリーンの歴史と由来

宝石のエメラルド

エメラルドグリーンの名は、四大宝石の一つであるエメラルドに由来します。エメラルドは緑柱石(ベリル)の一種で、微量のクロムやバナジウムを含むことで鮮やかな緑色を発します。古代エジプトではクレオパトラがエメラルドを愛したと伝えられ、紀元前1500年頃にはすでにエメラルドの採掘が行われていました。

顔料としてのエメラルドグリーン

色名としてのエメラルドグリーンは、19世紀初頭に登場した合成顔料にも深い関わりがあります。1814年にドイツのシュバインフルトで開発された「シュバインフルトグリーン(Paris Green)」は、銅とヒ素の化合物で、非常に鮮やかな緑色の顔料でした。この顔料は壁紙、衣服の染色、絵画の画材として19世紀のヨーロッパで広く使用されました。

しかし、ヒ素を含む有毒な顔料であったため、健康被害が問題視され、19世紀後半には使用が減少していきました。ナポレオンの幽閉先であるセントヘレナ島の壁紙にもこの緑の顔料が使われていたとされ、彼の死因との関連が議論されたこともあります。

現代におけるエメラルドグリーン

現代では安全な合成顔料や染料でエメラルドグリーンが再現されており、ファッション業界では「今年のトレンドカラー」として選ばれることも多い色です。Pantoneが2013年の「Color of the Year」に選んだのもエメラルドグリーン(PANTONE 17-5641)でした。

類似色・関連色との比較

エメラルドグリーンに近い色は多く、混同されやすいものがあります。それぞれの違いを確認しましょう。

色名HEXRGB特徴・違い
エメラルドグリーン#009B6B0,155,107青みを帯びた鮮やかな緑。宝石由来
ティールグリーン#0080800,128,128エメラルドより青が強い。青緑の中間
ビリジアン#007B6F0,123,111エメラルドより暗く青みが強い。絵画の定番色
ミントグリーン#98FB98152,251,152エメラルドより淡く明るい。爽やかな印象
フォレストグリーン#228B2234,139,34黄緑寄りの暗い緑。森林を連想させる
ジェイドグリーン#00A86B0,168,107エメラルドに近いが翡翠由来。やや明るい
マラカイトグリーン#0BDA5111,218,81エメラルドより黄緑寄りで蛍光感がある
ターコイズグリーン#00C5CD0,197,205エメラルドより大幅に青寄り。トルコ石由来

エメラルドグリーンとビリジアンの違い

項目エメラルドグリーンビリジアン
HEX#009B6B#007B6F
明度やや明るいやや暗い
彩度高い中程度
色相緑寄り青寄り
由来宝石(エメラルド)顔料(酸化クロム系)
印象華やか、豪華落ち着き、深み

エメラルドグリーンとジェイドグリーンの違い

項目エメラルドグリーンジェイドグリーン
HEX#009B6B#00A86B
明度やや暗いやや明るい
由来エメラルド(宝石)ジェイド(翡翠)
印象深みのある高貴さ清々しい爽やかさ

デザインでの活用例

Webデザイン

エメラルドグリーンは信頼感・安定感・高級感を兼ね備えた色で、金融、ジュエリー、ヘルスケア、環境関連のWebサイトに適しています。

用途推奨の組み合わせ効果
金融・投資サイトエメラルドグリーン (
#009B6B) + ネイビー (
#1B2444) + 白 (
#FFFFFF)
信頼と安定の印象
ジュエリーサイトエメラルドグリーン (
#009B6B) + ゴールド (
#D4AF37) + 黒 (
#1A1A1A)
高級感と華やかさ
エコ・環境系エメラルドグリーン (
#009B6B) + ライムグリーン (
#A4D65E) + クリーム (
#FFF8E7)
自然と清潔感
ヘルスケアエメラルドグリーン (
#009B6B) + 白 (
#FFFFFF) + ライトグレー (
#F0F0F0)
安心感と清潔さ

グラフィックデザイン

エメラルドグリーンは印刷物でも映える色です。ただし、RGBとCMYKでは色域が異なるため、印刷時にはCMYK値(C:100 M:0 Y:31 K:39)を基準にし、必ず色校正を行うことをおすすめします。特にエメラルドグリーンのような高彩度の緑はCMYKでの再現が難しいため、特色(DICやPANTONE)の指定も検討してください。

印刷指定推奨値
CMYKC:100 M:0 Y:31 K:39
PANTONE3278 C(近似色)
DICDIC-2554(近似色)

ファッション

エメラルドグリーンはファッションにおいて「映える色」として人気があります。肌の色を問わず顔まわりを明るく見せる効果があり、ドレス、ジャケット、アクセサリーなど幅広いアイテムで採用されています。

インテリア

インテリアでは、エメラルドグリーンはアクセントカラーとして使うのが効果的です。ソファやクッション、花瓶などの小物にエメラルドグリーンを取り入れると、空間に奥行きと高級感が生まれます。ゴールドの金属素材やダークウッドの家具との相性は抜群です。

エメラルドグリーンの心理効果

エメラルドグリーンは、色彩心理学の観点からも興味深い色です。

心理効果説明
安定感緑は自然を連想させ、心を落ち着かせる効果がある
高級感宝石の連想から、豊かさ・富の象徴として機能する
成長生命力のある緑として、発展や成長を想起させる
調和暖色と寒色の中間に位置し、バランスの取れた印象を与える
癒し目に優しい緑系の色として、リラックス効果が期待できる

まとめ

エメラルドグリーン(#009B6B)は、宝石のエメラルドに由来する鮮やかな青緑色です。古代エジプトの時代から人々を魅了してきたこの色は、19世紀にはヒ素を含む危険な顔料として流行し、現代では安全な染料で再現されてPantoneの「Color of the Year」にも選ばれました。ビリジアンやジェイドグリーンなど類似色との違いを理解したうえで、その高級感と信頼感を活かしたデザインに取り入れてみてください。金融サイトの基調色から、インテリアのアクセントカラーまで、エメラルドグリーンが活躍する場面は実に幅広いものです。

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