初心者向け早口言葉30選|簡単なものから始めよう
早口言葉は日本語の音の面白さを体感できる遊びです。しかし、いきなり難しいものに挑戦すると挫折してしまうこともあります。この記事では、初心者でも楽しく取り組める簡単な早口言葉を30個厳選してご紹介します。段階的にレベルアップできるよう、やさしいものから順番に並べています。
早口言葉とは
早口言葉とは、発音しにくい音の組み合わせを素早く正確に言い切る言葉遊びです。日本だけでなく世界各国に存在しており、英語では「tongue twister」と呼ばれます。
早口言葉の面白さは、普段何気なく使っている言葉が突然言えなくなるという不思議な体験にあります。口や舌の動きが混乱し、予想外の言い間違いが起きることで笑いが生まれます。
また、早口言葉は単なる遊びにとどまらず、滑舌のトレーニングとしても活用されています。アナウンサーや声優の養成課程でも早口言葉が練習メニューに組み込まれているほどです。
練習を始める前に知っておきたいコツ
早口言葉を上手に言うためには、いくつかのコツがあります。いきなり速く言おうとせず、段階を踏んで練習することが大切です。
ゆっくり正確に読むことから始める
最初はゆっくりで構いません。一音一音を正確に発音することを意識しましょう。正しい音が体に染みついてから、少しずつスピードを上げていくのが上達の近道です。
口の動きを意識する
早口言葉で間違えやすいのは、口の形や舌の位置が似ている音の切り替えです。自分がどの部分でつまずくのかを把握し、その箇所の口の動きを意識的に練習しましょう。
繰り返し練習する
早口言葉は反復練習が効果的です。同じフレーズを何度も繰り返すことで、口の筋肉が動きを覚え、スムーズに言えるようになります。1日5分程度の練習を毎日続けるだけでも大きな効果があります。
腹式呼吸を意識する
息が足りなくなると早口言葉は崩れやすくなります。お腹から声を出す腹式呼吸を意識すると、安定した発声ができるようになります。
レベル1:まずはここから(超初心者向け)
最も簡単な早口言葉から始めましょう。短くてシンプルなものばかりなので、小さなお子さんでも楽しめます。
1. 生麦生米生卵(なまむぎ なまごめ なまたまご)
日本で最も有名な早口言葉のひとつです。「な」と「ま」の繰り返しが特徴で、比較的言いやすい部類に入ります。3回連続で言えたら合格です。
2. 赤巻紙青巻紙黄巻紙(あかまきがみ あおまきがみ きまきがみ)
色の名前と「巻紙」の組み合わせです。特に「きまきがみ」の部分でつまずきやすいので、ゆっくり練習しましょう。
3. 隣の客はよく柿食う客だ(となりのきゃくは よくかきくうきゃくだ)
「きゃく」と「かき」の「か行」の音が連続するのがポイントです。口を大きく動かして発音すると言いやすくなります。
4. すもももももももものうち
「も」の音が連続します。どこで区切るかを意識すると言いやすくなります。「すもも・も・もも・も・もものうち」と区切りましょう。
5. 坊主が屏風に上手に坊主の絵を描いた(ぼうずがびょうぶに じょうずにぼうずのえをかいた)
「ぼうず」と「びょうぶ」のバ行の音が交互に出てきます。ゆっくり練習すれば比較的すぐに言えるようになります。
6. 庭には二羽鶏がいる(にわには にわ にわとりがいる)
「にわ」の繰り返しがポイントです。「に」の音を正確に発音することを意識しましょう。
7. 蛙ぴょこぴょこ三ぴょこぴょこ合わせてぴょこぴょこ六ぴょこぴょこ(かえるぴょこぴょこ みぴょこぴょこ あわせてぴょこぴょこ むぴょこぴょこ)
「ぴょこぴょこ」を何度も繰り返すだけなので、リズムに乗れば意外と簡単です。
8. バスガス爆発(バスガスばくはつ)
短いフレーズですが、「す」「が」「す」「ば」と子音が次々に変わるのが難しいポイントです。3回連続で言ってみましょう。
9. 竹やぶに竹立てかけた(たけやぶに たけたてかけた)
タ行の音が連続します。「たけ」「たて」の切り替えを意識して練習しましょう。
10. 東京特許許可局(とうきょうとっきょきょかきょく)
「きょ」の音が繰り返し出てきます。拗音(小さい「ゃ」「ゅ」「ょ」を含む音)の練習に最適です。
レベル2:少しステップアップ
レベル1がスラスラ言えるようになったら、次のステップに進みましょう。少し長くなりますが、基本は同じです。
11. 打者走者勝者走者打者審判(だしゃそうしゃしょうしゃそうしゃだしゃしんぱん)
「しゃ」の音が何度も出てきます。サ行の摩擦音の練習になります。
12. 親亀の上に子亀を乗せて子亀の上に孫亀乗せて(おやがめのうえにこがめをのせて こがめのうえにまごがめのせて)
リズムが良く覚えやすい早口言葉です。「がめ」の繰り返しに注意しましょう。
13. 新進シャンソン歌手の新春シャンソンショー(しんしんシャンソンかしゅの しんしゅんシャンソンショー)
「しん」と「シャン」の切り替えがポイントです。フランス語由来の「シャンソン」という響きが面白い一品です。
14. 第一著者第二著者第三著者(だいいちちょしゃ だいにちょしゃ だいさんちょしゃ)
「ちょしゃ」が繰り返される中で、「だいいち」「だいに」「だいさん」と数字が変化します。
15. マサチューセッツ州知事(まさちゅーせっつしゅうちじ)
外来語を含む現代的な早口言葉です。「ちゅー」「せっつ」「しゅう」「ちじ」と拗音が連続します。
16. 農商務省特許局日本銀行国庫局(のうしょうむしょうとっきょきょく にほんぎんこうこっこきょく)
長い早口言葉ですが、「しょう」「きょく」「こう」「こっこ」といった音の塊で区切ると言いやすくなります。
17. 魔術師魔術修業中(まじゅつしまじゅつしゅぎょうちゅう)
「まじゅつし」と「しゅぎょうちゅう」の連結が難関です。
18. 向こうの胡麻がらは荏の胡麻がらか真胡麻がらか(むこうのごまがらは えのごまがらか まごまがらか)
「ごまがら」の繰り返しがポイントです。リズムよく言うことを心がけましょう。
19. 右耳にミニにきび(みぎみみに ミニにきび)
短いですが、マ行とナ行の音が入り混じって混乱しやすい早口言葉です。
20. かえるぴょこぴょこ三ぴょこぴょこ合わせてぴょこぴょこ六ぴょこぴょこ
レベル1で紹介したものですが、今度は2倍速で挑戦してみましょう。スピードを上げると急に難しくなります。
レベル3:初心者卒業レベル
ここまで来たらもう初心者卒業間近です。以下の早口言葉がスムーズに言えれば、中級者の仲間入りです。
21. 除雪車除雪作業中(じょせつしゃ じょせつさぎょうちゅう)
「じょせつ」の繰り返しに「しゃ」「さ」が絡みます。サ行とシャ行の切り替えを意識しましょう。
22. 引き抜きにくい釘引き抜きにくい釘引き抜きにくい釘(ひきぬきにくいくぎ を3回)
「にくい」「くぎ」の「く」の音が入り混じります。3回連続で言うのが正式なルールです。
23. 老若男女(ろうにゃくなんにょ)
4文字ですが、「にゃく」「なん」「にょ」と拗音が連続するため意外と難しい言葉です。3回連続で挑戦しましょう。
24. 手術室手術中(しゅじゅつしつしゅじゅつちゅう)
「しゅじゅつ」の繰り返しが舌を混乱させます。歯科医院での滑舌練習にも使われるそうです。
25. 生なまず生なまこ生なめこ(なまなまず なまなまこ なまなめこ)
「なま」の後に続く音が微妙に変わります。「ず」「こ」「こ」の違いに気をつけましょう。
26. 骨粗鬆症訴訟勝訴(こつそしょうしょうそしょうしょうそ)
医学用語と法律用語が組み合わさった現代的な早口言葉です。「しょう」と「そ」の繰り返しが難関です。
27. お綾や親にお謝りなさい(おあやや おやにおあやまりなさい)
「おあや」「おや」「おあやまり」と「あ」と「や」の音が入り混じります。
28. 旅客機百機各客百人(りょかくきひゃっき かくきゃくひゃくにん)
「きゃく」「き」の切り替えと、「ひゃく」が2回出てくるのがポイントです。
29. この釘はひきぬきにくい釘だ(このくぎは ひきぬきにくいくぎだ)
「くぎ」「ひき」「にくい」とカ行の音が繰り返されます。
30. 青は藍より出でて藍より青し(あおはあいよりいでて あいよりあおし)
リズムが美しいことわざ由来の早口言葉です。「あお」と「あい」の切り替えを意識しましょう。
初心者が上達するための練習スケジュール
早口言葉の練習は、毎日少しずつ続けることが重要です。以下のスケジュールを参考に、自分のペースで取り組んでみてください。
1週目:レベル1を毎日3つずつ
まずはレベル1の早口言葉を1日3つずつ練習します。各フレーズを10回ずつ、ゆっくり正確に言えるようになることを目標にしましょう。
2週目:レベル1をスピードアップ
レベル1の早口言葉を通常の会話スピードで言えるようにします。間違えずに3回連続で言えたら合格です。
3週目:レベル2に挑戦
レベル2の早口言葉に挑戦します。最初はゆっくり、慣れたらスピードアップしましょう。
4週目:レベル3で仕上げ
レベル3の早口言葉に取り組みます。全部スムーズに言えるようになれば、初心者卒業です。
早口言葉がうまく言えないときの対処法
練習してもなかなか言えない早口言葉に出会うこともあります。そんなときの対処法を紹介します。
苦手な箇所を特定する
まず、どの部分でつまずいているのかを正確に把握しましょう。フレーズ全体を一気に練習するのではなく、苦手な部分だけを取り出して反復練習するのが効果的です。
口の体操をする
早口言葉の前に口の体操をしておくと、口の動きがスムーズになります。「あいうえお」を大きな口で5回繰り返したり、舌を左右に動かしたりする簡単な体操で十分です。
鏡を見ながら練習する
鏡の前で口の動きを確認しながら練習すると、正しい口の形を意識しやすくなります。特に拗音(「きゃ」「しゃ」など)が多い早口言葉では効果的です。
録音して聞き返す
自分の声を録音して聞き返すと、客観的に弱点を把握できます。思っている以上に音が曖昧になっている部分が見つかることがあります。
まとめ
初心者向けの早口言葉30選をご紹介しました。早口言葉は楽しみながら滑舌を鍛えられる素晴らしい言葉遊びです。最初はうまく言えなくても、繰り返し練習することで必ず上達します。まずはレベル1の簡単なものから始めて、徐々にステップアップしていきましょう。友達や家族と一緒に挑戦すると、より一層楽しめます。