婚姻届の書き方と必要書類|提出先と手続きの流れ
婚姻届は、法律上の婚姻を成立させるために市区町村に提出する届出書です。婚姻届が受理された日が法律上の結婚記念日となります。ここでは婚姻届の書き方、必要書類、提出先、提出時の注意点について解説します。
婚姻届の提出に必要な条件
婚姻届を提出するには、以下の条件を満たす必要があります。
- 男女ともに18歳以上であること(2022年4月の民法改正により統一)
- 現在、他の人と婚姻関係にないこと
- 直系血族または三親等内の傍系血族でないこと
- 女性の場合、前婚の解消から100日を経過していること(ただし医師の証明書があれば例外あり)
必要書類
婚姻届の提出に必要な書類は以下のとおりです。
- 婚姻届 1通
- 届出人双方の本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)
- 戸籍謄本(戸籍全部事項証明書)
戸籍謄本について
本籍地以外の市区町村に届出する場合は、届出人の戸籍謄本が必要です。本籍地に届出する場合は不要です。戸籍謄本は本籍地の市区町村で取得できます。郵送での請求やマイナンバーカードを使ったコンビニ交付にも対応している自治体があります。
婚姻届の入手方法
婚姻届の用紙は、全国の市区町村の窓口で無料で入手できます。届出先と異なる市区町村で入手した用紙でも使用可能です。近年ではオリジナルデザインの婚姻届も販売されていますが、A3サイズの規格に合っていれば使用できます。
婚姻届の書き方
届出日
届出日は、婚姻届を窓口に提出する日を記入します。この日が法律上の婚姻日(結婚記念日)になります。あらかじめ記入しておく場合は、提出予定日を書いてください。
氏名と生年月日
婚姻前の氏名(旧姓)と生年月日を記入します。氏名は戸籍に記載されているとおりに正確に書いてください。生年月日は和暦で記入するのが一般的です。
住所と世帯主
婚姻届提出時点の住民票上の住所を記入します。婚姻届の提出と同時に転入届を出す場合は、新住所を記入することもできます。世帯主の氏名は住民票に記載されている世帯主を記入します。
本籍
現在の本籍地を記入します。本籍地がわからない場合は、本籍地記載の住民票を取得して確認できます。
婚姻後の夫婦の氏
婚姻後に名乗る氏(夫の氏または妻の氏)を選択します。日本の法律では夫婦同姓が求められるため、どちらかの氏を選ぶ必要があります。
新しい本籍
婚姻によって新しい戸籍が作られるため、新しい本籍地を決めて記入します。本籍地は日本国内のどこでも自由に設定できます。一般的には夫婦の新居の住所を本籍地とすることが多いです。
同居を始めたとき
結婚式を挙げた年月、または同居を始めた年月のいずれか早い方を記入します。まだどちらも行っていない場合は空欄でかまいません。
届出人の署名
夫と妻がそれぞれ自筆で署名します。署名は必ず届出人本人が行ってください。
証人について
婚姻届には成年の証人2名の署名が必要です。証人は20歳以上(2022年4月以降は18歳以上)であれば、親族でも友人でも誰でもかまいません。
証人の記入事項
証人はそれぞれ以下の項目を記入・署名します。
- 署名
- 生年月日
- 住所
- 本籍
証人が夫婦の場合でも、2名分の記入欄にそれぞれ記入する必要があります。
届出先と届出方法
届出先
婚姻届は、以下のいずれかの市区町村に提出できます。
- 夫の本籍地
- 妻の本籍地
- 夫の所在地(住所地)
- 妻の所在地(住所地)
所在地には一時的な滞在地も含まれるため、旅行先で提出することも法律上は可能です。
届出時間
婚姻届は24時間365日提出可能です。夜間や休日は宿直窓口で受け付けてもらえます。ただし、記載内容に不備がある場合は後日修正を求められることがあるため、記載ミスを避けるため開庁時間中に提出するのが安心です。
提出時の注意点
記入ミスの訂正方法
記入を間違えた場合は、二重線で消して正しい内容を書き直します。修正液や修正テープは使用しないでください。訂正箇所には届出人の署名が求められる場合があります。
届出が受理されないケース
記入漏れ、戸籍謄本の未提出、証人の署名不備などがあると、届出が受理されない場合があります。提出前に全項目を確認しましょう。
届出後の手続き
婚姻届が受理された後も、以下の手続きが必要になることがあります。
- 氏の変更に伴うもの:運転免許証、パスポート、銀行口座、クレジットカード、保険証などの氏名変更
- 住所変更に伴うもの:転入届・転居届の提出
- 勤務先への届出:扶養家族の変更、社会保険の手続き
まとめ
婚姻届は必要事項を正確に記入し、証人2名の署名を得て、必要書類とともに提出すれば手続き自体は難しくありません。記入ミスを防ぐために、あらかじめ本籍地や戸籍の筆頭者を確認しておくとスムーズに進められます。届出後の氏名変更手続きも忘れずに行いましょう。