運転免許の更新手続きまとめ|持ち物と講習時間
運転免許証の更新は、有効期間が満了する前に行う必要があります。更新を忘れると免許が失効し、運転ができなくなります。ここでは運転免許の更新手続きに必要な持ち物、講習の種類、更新場所、手数料などについて解説します。
更新期間
運転免許証の更新は、有効期間が満了する日の前後1か月間に行うことができます。誕生日が有効期間の満了日の基準となるため、誕生日の1か月前から誕生日の1か月後までが更新期間です。
例えば、誕生日が6月15日の場合、5月15日から7月15日までが更新期間となります。
更新通知はがき
更新期間が近づくと、公安委員会から「運転免許証更新連絡書(更新はがき)」が届きます。はがきには更新に必要な情報(講習区分、更新手数料、持ち物など)が記載されています。はがきが届かない場合でも更新は可能ですが、届かない原因として住所変更の届出をしていない可能性があります。
講習の種類と時間
更新時の講習は、運転者の区分によって種類と所要時間が異なります。
| 区分 | 講習時間 | 対象者 |
|---|---|---|
| 優良運転者講習 | 30分 | 過去5年間無事故・無違反 |
| 一般運転者講習 | 1時間 | 軽微な違反が1回のみ |
| 違反運転者講習 | 2時間 | 複数回の違反または重大な違反 |
| 初回更新者講習 | 2時間 | 免許取得後初めての更新 |
優良運転者(ゴールド免許)
過去5年間に無事故・無違反の方は優良運転者に区分されます。免許証の有効期間の帯がゴールド(金色)になり、有効期間も最長の5年間(70歳は4年間、71歳以上は3年間)となります。講習時間が30分と短いのも特徴です。
一般運転者
過去5年間に軽微な違反(3点以下の違反)が1回のみの方が該当します。有効期間は5年間(70歳は4年間、71歳以上は3年間)です。
違反運転者・初回更新者
複数回の違反がある方や初めて更新する方は、講習時間が2時間と長くなります。有効期間は3年間です。
更新場所
運転免許証の更新は、以下の場所で行えます。
運転免許センター(運転免許試験場)
都道府県の運転免許センターでは、すべての区分の更新手続きが可能です。即日で新しい免許証が交付される場合がほとんどです。
警察署
一部の警察署でも更新手続きが可能です。ただし、違反運転者や初回更新者は対応していない警察署もあります。警察署で手続きした場合は、新しい免許証の交付までに2〜3週間かかることがあります。
優良運転者のオンライン講習
2024年度から、優良運転者を対象にオンラインでの更新時講習が全国展開されています。スマートフォンやパソコンで講習を受講した後、運転免許センターや指定の警察署で手続きを行います。
必要な持ち物
更新手続きに必要な持ち物は以下のとおりです。
- 現在の運転免許証
- 更新通知はがき(届いている場合)
- 更新手数料
- 写真(運転免許センターで撮影する場合は不要)
- 眼鏡・コンタクトレンズ(視力条件がある場合)
住所変更がある場合の追加書類
住所変更がある場合は、新住所を確認できる書類(住民票、マイナンバーカード、公共料金の領収書など)が必要です。
氏名変更がある場合の追加書類
氏名変更がある場合は、本籍記載の住民票が必要です。
更新手数料
更新手数料は講習区分によって異なります。
| 区分 | 更新手数料 | 講習手数料 | 合計 |
|---|---|---|---|
| 優良運転者 | 2,500円 | 500円 | 3,000円 |
| 一般運転者 | 2,500円 | 800円 | 3,300円 |
| 違反運転者 | 2,500円 | 1,350円 | 3,850円 |
| 初回更新者 | 2,500円 | 1,350円 | 3,850円 |
手数料は都道府県によって若干異なる場合があります。
更新手続きの流れ
- 受付窓口で申請書を記入する
- 手数料を支払う
- 適性検査(視力検査)を受ける
- 写真撮影を行う
- 講習を受ける
- 新しい免許証を受け取る
運転免許センターでの所要時間は、優良運転者で約1時間、一般運転者で約1時間半、違反運転者・初回更新者で約2時間半が目安です。
更新を忘れた場合
有効期限から6か月以内
やむを得ない理由がなくても、学科試験と技能試験が免除されます。ただし、適性検査(視力検査)と講習は必要です。失効期間中は無免許運転になるため、車を運転してはいけません。
有効期限から6か月超〜1年以内
仮免許試験が免除されます。本免許の学科試験と技能試験を受け直す必要があります。
有効期限から1年超
免許を最初から取り直す必要があります。
やむを得ない理由がある場合
海外渡航、入院、災害などやむを得ない理由で更新できなかった場合は、理由が解消されてから1か月以内に手続きすれば、試験が免除される特例措置があります。
高齢者の免許更新
70歳以上の方
70歳以上の方は、更新前に「高齢者講習」を受講する必要があります。高齢者講習は指定の自動車教習所で受講します。予約が必要で、時期によっては予約が取りにくい場合があるため、早めに手続きを始めましょう。
75歳以上の方
75歳以上の方は、高齢者講習に加えて「認知機能検査」を受ける必要があります。検査の結果によって、講習の内容が異なります。
まとめ
運転免許の更新は、有効期間満了日の前後1か月間に行います。講習区分によって所要時間や手数料が異なるため、更新通知はがきで自分の区分を確認しておきましょう。更新を忘れると免許が失効し、再取得に手間がかかるため、期限内に手続きを済ませることが重要です。