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人名で間違いやすい漢字の読み方

読み間違い 人名 名字 漢字
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日本の人名には、通常の漢字の読み方とは異なる特殊な読み方をするものが数多くあります。名字を間違えて読むのは失礼にあたることもあり、正しい読み方を知っておくことは社会人として大切です。ここでは人名で間違いやすい漢字の読み方を紹介します。

読み間違いが多い名字

あ行・か行

名字正しい読み方よくある間違い
五十嵐いがらしごじゅうあらし
一色いっしきひといろ
小鳥遊たかなしことりあそび
九十九つくもきゅうじゅうきゅう
四月一日わたぬきしがつついたち

「小鳥遊」は「たかなし」と読みます。「鷹がいない(鷹無し)から小鳥が遊べる」という連想から生まれた名字です。このように漢字の意味から連想して読む名字を「当て字名字」や「義訓名字」と呼びます。

「四月一日」は「わたぬき」と読みます。旧暦の四月一日は衣替えの日で、綿を抜く(わたぬき)時期だったことに由来しています。

さ行・た行

名字正しい読み方よくある間違い
東海林しょうじ/とうかいりんとうかいばやし
長谷川はせがわながたにがわ
服部はっとりふくべ
百目鬼どうめきひゃくめおに
上条かみじょうじょうじょう

「東海林」は「しょうじ」と読むのが一般的ですが、「とうかいりん」と読む場合もあります。地域によって読み方が異なり、東北地方では「しょうじ」、関東地方では「とうかいりん」と読むことが多いとされています。

「服部」は「はっとり」と読みます。古代に機織りを行う「はたおり部(べ)」の人々が住んでいた地域に由来する名字で、「はたおりべ」が「はっとりべ」「はっとり」と転訛しました。

な行・は行

名字正しい読み方よくある間違い
御手洗みたらいおてあらい
薬袋みないやくたい
さっか/さがん
栗花落つゆりくりはなおち
月見里やまなしつきみさと

「御手洗」は「みたらい」と読みます。神社で手を清める場所「御手洗(みたらい)」に由来する名字です。「おてあらい」と読まれてしまうことが多く、この名字の人は苦労することが多いようです。

「月見里」は「やまなし」と読みます。「月が見える里」ということは「山がない」場所である、という連想から生まれた読み方です。先述の「小鳥遊(たかなし)」と同じ発想です。

名前(下の名前)で間違いやすい漢字

漢字読み方の例注意点
大翔はると/ひろと/やまと複数の読み方がある
陽葵ひまり/ひなた新しい名前で読み方が多様
みどり/すい/あきら読み方が複数ある
りん「凜」との字体の違いに注意
はやて/そう/りゅう読み方が定まりにくい

近年の名前では一つの漢字に対して複数の読み方が考えられるケースが増えています。名前の読み方は戸籍に記載されているものが正式ですが、漢字だけでは読み方を特定できないことが多くなっています。

歴史上の人物で間違いやすい読み方

人名正しい読み方よくある間違い
山本五十六やまもといそろくやまもとごじゅうろく
最澄さいちょうさいちょ
紫式部むらさきしきぶししきぶ
菅原道真すがわらのみちざねかんげんどうしん

「山本五十六」は太平洋戦争時の連合艦隊司令長官です。父親が56歳のときに生まれたことから「五十六(いそろく)」と名付けられました。「ごじゅうろく」と読みたくなりますが「いそろく」が正しい読み方です。

名字の読み方が分かれるケース

同じ漢字の名字でも、家系や地域によって読み方が異なるケースがあります。

名字読み方の例
渡辺わたなべ/わたべ
河野こうの/かわの
中田なかた/なかだ
山崎やまざき/やまさき
新井あらい/にい

「河野」は「こうの」と「かわの」の両方の読み方があります。名字の読み方は本人に確認するのが最も確実です。特にビジネスの場面では、初対面の相手の名字の読み方を確認することは失礼ではなく、むしろ丁寧な対応とされています。

人名漢字の読み間違いを防ぐには

人名の漢字は通常の読み方と異なることが多いため、以下の点に注意しましょう。

まず、名刺交換の際にはふりがなを確認することが大切です。名刺にふりがながない場合は「お名前の読み方を教えていただけますか」と聞くのがよいでしょう。

次に、メールの署名や社内名簿のふりがなを活用することも有効です。一度確認した読み方はメモしておくと、次回以降に間違えずに済みます。

まとめ

人名の漢字は特殊な読み方をするものが多く、間違いやすいジャンルの一つです。「小鳥遊」「四月一日」「御手洗」「東海林」など、連想や歴史的な経緯で読み方が決まった名字は特に注意が必要です。人の名前を正しく読むことは、相手への敬意の表れでもあります。

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