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読みにくい四字熟語の読み方まとめ

四字熟語 難読 読み方 教養
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四字熟語は日本語の中でも格調高い表現として使われますが、読み方が難しいものが少なくありません。漢字一つ一つは知っていても、四字熟語としての読み方が特殊なケースもあります。この記事では、読み間違いやすい四字熟語を厳選し、正しい読み方と意味を解説します。

日常会話で使われる難読四字熟語

人の性格・態度を表す四字熟語

四字熟語読み方意味
傍若無人ぼうじゃくぶじん人目を気にせず勝手にふるまうこと
唯我独尊ゆいがどくそん自分だけが優れていると思い上がること
厚顔無恥こうがんむち厚かましくて恥を知らないこと
慇懃無礼いんぎんぶれい表面は丁寧だが実は相手を見下していること
傲岸不遜ごうがんふそんおごり高ぶって人を見下すこと

「慇懃無礼」は「いんぎんぶれい」と読みます。「慇懃」は丁寧で礼儀正しいことを意味しますが、それが過ぎるとかえって失礼になるという意味で使われます。ビジネスの場面でも「あの人の対応は慇懃無礼だ」という形で使われることがあります。

「傲岸不遜」の「傲岸」は「ごうがん」と読み、おごり高ぶっている様子を表します。「傲」を「ごう」と読むのは慣用読みで、本来は「ぼう」ですが、現在では「ごうがん」が定着しています。

状況・状態を表す四字熟語

四字熟語読み方意味
疾風怒涛しっぷうどとう激しい風と荒れ狂う波、激動の時代のたとえ
魑魅魍魎ちみもうりょう様々な化け物、悪い人々のたとえ
百鬼夜行ひゃっきやこう多くの化け物が夜中に列をなして歩くこと
呉越同舟ごえつどうしゅう仲の悪い者同士が同じ場所に居合わせること
四面楚歌しめんそかまわりがすべて敵で味方がいないこと

「魑魅魍魎」は漢検1級レベルの超難読四字熟語です。「魑魅」は山の化け物、「魍魎」は水の化け物を指し、転じて様々な悪人や妖怪を表す言葉として使われます。すべての漢字に鬼偏が使われており、不気味な雰囲気が漢字からも伝わってきます。

ビジネスで使われる難読四字熟語

四字熟語読み方意味
朝令暮改ちょうれいぼかい命令や方針がころころ変わること
粉骨砕身ふんこつさいしん全力を尽くして努力すること
獅子奮迅ししふんじんものすごい勢いで活動すること
切磋琢磨せっさたくま互いに励まし合って向上すること
臥薪嘗胆がしんしょうたん復讐や成功のために苦労に耐えること
換骨奪胎かんこつだったい先人の作品の趣旨を生かしつつ独自の作品を作ること
画竜点睛がりょうてんせい物事の最後の仕上げ、肝心な部分
羊頭狗肉ようとうくにく見せかけは立派だが中身が伴わないこと

「臥薪嘗胆」は中国の春秋時代の故事に由来します。呉王夫差が父の仇を忘れないために薪の上で寝て、越王勾践が敗戦の屈辱を忘れないために苦い肝を嘗めたという話です。ビジネスの場面で「臥薪嘗胆の思いで」という形で使われることがあります。

「画竜点睛」は「がりょうてんせい」が正しい読み方ですが、「がりゅうてんせい」と読む人もいます。元は中国の画家が竜の絵に瞳を描き入れたところ竜が天に昇ったという故事に由来します。「画竜点睛を欠く」という形でよく使われます。

故事成語由来の難読四字熟語

四字熟語読み方意味
塞翁が馬さいおうがうま人生の幸不幸は予測できないということ
杞憂きゆう心配する必要のないことを心配すること
蛍雪の功けいせつのこう苦学して学問を修めた成果
矛盾むじゅんつじつまが合わないこと
朝三暮四ちょうさんぼし目先の違いにとらわれて同じ結果に気づかないこと

「朝三暮四」は中国の故事から生まれた言葉です。猿にどんぐりを朝3つ・夕方4つ与えると言ったら怒り、朝4つ・夕方3つと言い換えたら喜んだという話です。表面的な数字に惑わされず本質を見るべきだという教えが込められています。

間違いやすい読み方の四字熟語

よくある読み間違いのパターンを紹介します。

四字熟語正しい読みよくある誤読
他人事たにんごと / ひとごとたにんこと
代替案だいたいあんだいがえあん
早急さっきゅうそうきゅう
一段落いちだんらくひとだんらく
荒唐無稽こうとうむけいこうどうむけい
汚名返上おめいへんじょうおめいばんかい(汚名挽回は誤用)

「早急」は本来「さっきゅう」が正しい読み方ですが、「そうきゅう」と読む人が非常に多く、現在では辞書によっては「そうきゅう」も認められています。「一段落」も「いちだんらく」が正しいですが、「ひとだんらく」が広く使われるようになっています。

四字熟語の読み方を覚えるポイント

四字熟語の読み方を効率よく覚えるには、次の点に注意しましょう。

  • 音読みと訓読みの区別を意識する
  • 由来となった故事や逸話を一緒に覚える
  • 似た漢字を使う四字熟語をグループにして覚える
  • 新聞やニュースで見かけたら必ず読み方を確認する

特に故事成語は背景にある物語を知ることで、読み方だけでなく意味も深く理解できます。

まとめ

読みにくい四字熟語を厳選して紹介しました。四字熟語は日本語の中でも特に格調高い表現であり、正しく読めることは教養の証でもあります。間違いやすい読み方も多いため、一つ一つ確認して正しい知識を身につけていきましょう。

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