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植物の難読漢字まとめ

植物 難読漢字 自然
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植物の名前には普段使わない漢字が多く使われており、読めないものが少なくありません。花の名前や木の名前に使われる漢字は、その植物の特徴や歴史を反映しています。ここでは植物に関する難読漢字をまとめて紹介します。

花の難読漢字

春の花

漢字読み方解説
蒲公英たんぽぽ綿毛が鼓(たんぽ)に似ていることに由来する説
躑躅つつじ「躊躇する」の意味。花の美しさに足が止まる
木蓮もくれん蓮の花に似た木の花
すみれ花の形が大工道具の「墨入れ」に似ていることに由来
馬酔木あせび馬が食べると酔ったようになる毒性のある木

「蒲公英」は三文字で「たんぽぽ」と読みます。中国語では「ほこうえい」と読む漢方薬の名前ですが、日本語では「たんぽぽ」の読みが当てられています。

「馬酔木」は「あせび」と読みます。文字通り「馬が酔う木」で、この木の葉には毒性があり、馬が食べると酩酊したような状態になることから名付けられました。万葉集にも登場する古い名前です。

夏の花

漢字読み方解説
紫陽花あじさい「あづさい(集真藍)」が転訛した説
向日葵ひまわり日に向かう葵の意味
百日紅さるすべり百日間花が咲き続けることに由来
凌霄花のうぜんかずら霄(空)を凌ぐほど高く伸びる蔓植物
鳳仙花ほうせんか鳳凰が仙人の花のように美しい

「百日紅」は「ひゃくにちこう」とも読みますが、「さるすべり」という読み方が広く知られています。木の幹がすべすべしていて猿でも滑って落ちそうだという意味です。夏から秋にかけて約百日間花を咲かせることから「百日紅」の漢字が当てられました。

秋・冬の花

漢字読み方解説
金木犀きんもくせい金色の花を咲かせる木犀
竜胆りんどう根が竜の胆のように苦いことに由来
女郎花おみなえし女性のように美しい花の意味
彼岸花ひがんばな秋の彼岸の頃に咲くことに由来
山茶花さざんか中国語「山茶花(さんさか)」が転訛

「女郎花」は「おみなえし」と読みます。秋の七草の一つで、黄色い小さな花を咲かせます。「女郎」は美しい女性の意味で、対になる「男郎花(おとこえし)」という植物もあります。

木の難読漢字

漢字読み方解説
銀杏いちょう/ぎんなん木は「いちょう」、実は「ぎんなん」
くぬぎ「国木」が転じたとする説がある
さかき神と人の境の木「境木」に由来
くすのき「奇すしき(くすしき)木」に由来する説
ひのき「火の木」に由来。火を起こすのに使われた
つが日本固有の針葉樹

「銀杏」は二通りの読み方があります。木そのものを指す場合は「いちょう」、実を指す場合は「ぎんなん」と読みます。「いちょう」は中国語の「鴨脚(ヤーチャオ)」が日本語に転訛したものとされています。

「榊」は神道で神事に使われる木で、「さかき」と読みます。国字(日本で作られた漢字)で、「木」と「神」を組み合わせた構成です。「境木(さかき)」として神と人の世界の境界に立つ木という意味があります。

草・野菜の難読漢字

漢字読み方解説
ふきフキノトウの「ふき」
よもぎ草餅に使われる植物
なずな春の七草の一つ。ぺんぺん草
せり春の七草の一つ。水辺に生える
茗荷みょうが薬味として使われる香味野菜
独活うど大きく育つが使い道が少ないとされた植物

「独活」は「うど」と読みます。「独活の大木」ということわざで知られるように、大きく育っても木材として使えないことから「役に立たない大きなもの」の例えに使われます。

「蓬」は「よもぎ」と読みます。草餅や天ぷらに使われる身近な植物ですが、漢字は意外と読めない人が多いです。中国の伝説では蓬莱山(ほうらいさん)にも使われる漢字です。

植物の漢字の特徴

植物の漢字には「草かんむり」や「木へん」が使われることが多く、その構成要素から植物の種類をある程度推測できます。

草かんむりの漢字は主に草本(草)を表し、木へんの漢字は木本(木)を表します。ただし、すべてがこのルールに従うわけではなく、例外も少なくありません。

また、植物の漢字には中国から伝わったものと日本で作られた国字の両方があります。国字の例としては「榊」「椚」「栂」などがあり、日本の風土に特有の植物を表すために作られました。

まとめ

植物の難読漢字は、自然に対する日本人の細やかな観察眼と豊かな言語文化を反映しています。「蒲公英」「躑躅」「百日紅」「馬酔木」「銀杏」などは特に読みにくい漢字です。植物の漢字を知ることで、自然をより深く楽しめるようになるでしょう。

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