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ビジネス挨拶の敬語フレーズ集|初対面から日常まで

挨拶 ビジネスフレーズ 初対面 来客対応
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ビジネスシーンでの挨拶は第一印象を左右する大切なコミュニケーションです。正しい敬語を使った挨拶ができると、信頼感のある印象を与えられます。この記事では、初対面から日常の挨拶、季節の挨拶まで、ビジネスで使える敬語フレーズを場面別にまとめました。

初対面の挨拶フレーズ

初対面では第一印象が重要です。丁寧でありながら堅すぎない表現を心がけましょう。

自己紹介の基本フレーズ

正しい例:

  • 「初めまして。株式会社ABCの田中と申します。どうぞよろしくお願いいたします」
  • 「本日はお時間をいただきありがとうございます。営業部の鈴木と申します」
  • 「お目にかかれて光栄です。企画部の山田と申します」

誤った例:

  • 「初めまして。田中と言います」(「言います」ではなく「申します」が適切)
  • 「初めまして。田中になります」(「なります」は変化を表すため誤り。「と申します」を使う)

紹介されたときの挨拶

  • 「ご紹介にあずかりました田中でございます。よろしくお願いいたします」
  • 「お噂はかねがね伺っております。お会いできて嬉しく存じます」

名刺交換時の挨拶

  • 「頂戴いたします」(名刺を受け取るとき)
  • 「こちら、私の名刺でございます」(名刺を渡すとき)

「ちょうだいします」ではなく「頂戴いたします」とするとより丁寧です。

日常のビジネス挨拶

出社時の挨拶

  • 「おはようございます」(午前中の基本挨拶。ビジネスでは時間に関係なく使われることもある)
  • 「おはようございます。本日もよろしくお願いいたします」

外出・帰社時の挨拶

外出するとき:

  • 「行ってまいります」(「行ってきます」の丁寧な表現)
  • 「営業先に伺ってまいります。3時頃に戻る予定です」

帰社したとき:

  • 「ただいま戻りました」
  • 「先ほど帰社いたしました」

同僚が帰社したとき:

  • 「お帰りなさいませ」「お疲れさまです」

退社時の挨拶

  • 「お先に失礼いたします」
  • 「本日はこれで失礼いたします。お疲れさまでした」

相手が退社するとき:

  • 「お疲れさまでした」「お気をつけてお帰りください」

注意:「ご苦労さまです」は目上の人が目下の人に使う表現です。上司に対しては使わないようにしましょう。

来客対応の挨拶フレーズ

お客様をお迎えするとき

  • 「いらっしゃいませ。本日はお越しいただきありがとうございます」
  • 「お待ちしておりました。どうぞこちらへお越しください」
  • 「お足元の悪い中、お越しいただきありがとうございます」(雨天時)

案内するとき

  • 「会議室へご案内いたします。こちらへどうぞ」
  • 「おかけになってお待ちください」
  • 「担当の者がまいりますので、少々お待ちいただけますでしょうか」

お見送りするとき

  • 「本日はお忙しい中、お越しいただきありがとうございました」
  • 「お気をつけてお帰りください」
  • 「またのお越しをお待ちしております」

電話での挨拶フレーズ

電話を受けるとき

  • 「お電話ありがとうございます。株式会社ABCの田中でございます」
  • 「お待たせいたしました。営業部の田中でございます」(3コール以上で出た場合)

電話をかけるとき

  • 「いつもお世話になっております。株式会社ABCの田中でございます」
  • 「突然のお電話失礼いたします。株式会社ABCの田中と申します」(初めての相手)
  • 「先日はありがとうございました。株式会社ABCの田中でございます」

電話を切るとき

  • 「それでは、失礼いたします」
  • 「お忙しいところありがとうございました。失礼いたします」
  • 「今後ともよろしくお願いいたします。失礼いたします」

メールでの挨拶フレーズ

書き出しの挨拶

  • 「いつもお世話になっております」(もっとも一般的)
  • 「平素より大変お世話になっております」(やや丁寧)
  • 「初めてご連絡いたします」(初めてメールする相手)
  • 「ご無沙汰しております」(しばらく連絡していなかった相手)
  • 「先日はお忙しい中、お時間をいただきありがとうございました」(打ち合わせ後)

結びの挨拶

  • 「よろしくお願いいたします」(もっとも一般的)
  • 「何卒よろしくお願い申し上げます」(丁寧)
  • 「ご確認のほど、よろしくお願いいたします」(確認依頼時)
  • 「ご検討いただければ幸いです」(検討依頼時)
  • 「引き続きよろしくお願いいたします」(継続的なやり取り)

季節の挨拶フレーズ

年始の挨拶

  • 「あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします」
  • 「新年のご挨拶を申し上げます。旧年中は大変お世話になりました」

注意:年始の挨拶は松の内(一般的に1月7日まで)に行います。それ以降は「本年もよろしくお願いいたします」程度に留めます。

年末の挨拶

  • 「本年は大変お世話になりました。来年もどうぞよろしくお願いいたします」
  • 「よいお年をお迎えください」

異動・転勤の挨拶

  • 「このたび異動することになりました。在任中は大変お世話になりました」
  • 「後任は鈴木が担当いたします。引き続きよろしくお願いいたします」

久しぶりに会うときの挨拶

  • 「ご無沙汰しております。お変わりありませんか」
  • 「お久しぶりでございます。お元気そうで何よりです」

挨拶で避けるべき表現

「ご苦労さまです」

目上から目下への労いの言葉です。上司や取引先には使いません。

  • 誤:上司に「ご苦労さまです」
  • 正:上司に「お疲れさまです」「お疲れさまでございます」

「了解しました」

カジュアルな印象を与えるため、ビジネスでは避ける傾向にあります。

  • カジュアル:「了解しました」
  • ビジネス:「承知しました」「かしこまりました」

「どうも」だけの挨拶

「どうも」だけでは中途半端な印象です。「どうもありがとうございます」のように最後まで言い切りましょう。

「なるほどですね」

「なるほど」は目上の人に使うのは適切でないとする意見があります。あいづちとして使う場合は「おっしゃる通りです」「さようでございますか」に置き換えるとよいでしょう。

挨拶を上手にするコツ

相手より先に挨拶する

ビジネスでは自分から先に挨拶するのが基本です。相手を待つのではなく、率先して声をかけましょう。

相手の名前を添える

「おはようございます」だけでなく、「田中部長、おはようございます」のように名前を添えると、相手に対する敬意と親しみが伝わります。

一言加える

定型の挨拶に一言加えると印象がよくなります。

  • 「おはようございます。昨日の資料、大変参考になりました」
  • 「お疲れさまです。プレゼンのご準備、順調ですか」

表情と声のトーンも大切

どんなに正しい敬語を使っても、暗い表情や小さな声では印象が悪くなります。明るい表情とはっきりした声を心がけましょう。

まとめ

ビジネスの挨拶は敬語の基本中の基本です。初対面の自己紹介、日常の出社・退社、来客対応、電話やメールなど、場面ごとに適切なフレーズを身につけておけば、どんな状況でも落ち着いて対応できます。まずは日常的に使うフレーズから覚え、自然に口をついて出るまで練習しましょう。

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