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面接で使う敬語ガイド|好印象を与える話し方

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面接は敬語力が試される場面のひとつです。正しい敬語を使えるかどうかは、社会人としての基本的なコミュニケーション能力の判断材料になります。この記事では、面接の流れに沿って、入室から退室まで各場面で使う敬語を例文付きで解説します。

面接の流れと敬語

面接は以下の流れで進みます。それぞれの場面で使う敬語を確認しましょう。

  1. 受付・待機
  2. 入室
  3. 自己紹介
  4. 質疑応答
  5. 逆質問
  6. 退室

受付での敬語

受付で名乗るフレーズ

  • 「本日〇時に面接のお約束をいただいております、田中太郎と申します」
  • 「〇〇部の山田様との面接で参りました。田中と申します」

誤った例:

  • 「面接に来ました田中です」(「来ました」ではなく「参りました」、名乗りは「申します」が適切)

案内されたとき

  • 「ありがとうございます」
  • 「恐れ入ります」

入室の敬語

ノックと入室

ドアをノックし、「どうぞ」と言われたら入室します。

  • 「失礼いたします」(ドアを開けながら)

着席前の挨拶

椅子のそばに立ち、面接官に挨拶します。

  • 「本日はお忙しい中、面接のお時間をいただきありがとうございます。田中太郎と申します。よろしくお願いいたします」

着席を促されたとき

  • 「ありがとうございます。失礼いたします」(一言添えてから座る)

「どうぞおかけください」と言われるまで座らないのがマナーです。

自己紹介の敬語

自己紹介の例文

「田中太郎と申します。〇〇大学〇〇学部を卒業後、株式会社ABCで3年間、営業職として勤務しております。主に法人営業を担当し、新規顧客の開拓に力を入れてまいりました。本日はどうぞよろしくお願いいたします」

自己紹介で注意する敬語

  • 「〜と言います」→「〜と申します」
  • 「〜で働いています」→「〜で勤務しております」「〜に在籍しております」
  • 「〜をやっています」→「〜を担当しております」「〜に携わっております」

質疑応答の敬語

質問を聞くときのあいづち

面接官の話を聞くときは、適切なあいづちを打ちましょう。

適切なあいづち:

  • 「はい」
  • 「さようでございますか」
  • 「おっしゃる通りです」

避けるべきあいづち:

  • 「なるほど」(目上に使うのは不適切とされることがある)
  • 「うん」「ええ」(カジュアルすぎる)
  • 「はいはい」(軽い印象を与える)

よく聞かれる質問への回答例

志望動機を聞かれたとき:

  • 「御社を志望した理由は〜でございます」
  • 「〜という点に大変魅力を感じ、志望いたしました」

前職の退職理由を聞かれたとき:

  • 「前職では〜を経験いたしました。その中で〜という思いが強くなり、転職を決意いたしました」
  • 「キャリアアップを目指し、〜の分野でさらに経験を積みたいと考えるようになりました」

注意:前職の悪口は避けましょう。「上司が嫌で辞めました」ではなく、前向きな理由を伝えます。

長所・短所を聞かれたとき:

  • 「私の長所は〜でございます。前職では〜の場面で発揮することができました」
  • 「短所といたしましては〜な面がございます。現在は〜するよう心がけております」

何か質問はありますかと聞かれたとき:

  • 「はい、一点お伺いしてもよろしいでしょうか」
  • 「もしよろしければ、〜についてお聞かせいただけますでしょうか」

答えに詰まったときのフレーズ

すぐに答えられないときは、正直に時間をもらいましょう。

  • 「少々お時間をいただいてもよろしいでしょうか」
  • 「申し訳ございません。少し考えをまとめさせてください」

知らないことを聞かれたとき:

  • 「恐れ入りますが、その件については不勉強でございます。今後学んでまいりたいと存じます」
  • 「申し訳ございません。勉強不足でお答えできません」

知ったかぶりをするよりも、正直に認めたほうが好印象です。

逆質問の敬語

逆質問のフレーズ例

  • 「御社で活躍されている方には、どのような共通点がございますでしょうか」
  • 「入社までに準備しておくべきことがございましたら、お教えいただけますか」
  • 「配属後の研修制度について、お伺いしてもよろしいでしょうか」
  • 「〇〇事業の今後の展望についてお聞かせいただけますでしょうか」

逆質問で避けるべき表現

  • 「特にありません」(関心がない印象を与える)
  • 「給料はいくらですか」(直接的すぎる。「待遇面について詳しくお伺いできますか」のほうがよい)
  • 「残業はどのくらいありますか」(聞き方を工夫する。「繁忙期の業務量についてお伺いできますでしょうか」)

退室の敬語

面接終了時のフレーズ

  • 「本日はお忙しい中、貴重なお時間をいただき誠にありがとうございました」
  • 「御社のことをより深く知ることができ、大変有意義な時間でございました」
  • 「ご検討のほど、何卒よろしくお願いいたします」

退室のフレーズ

  • 「失礼いたします」(立ち上がって一礼)
  • ドアの前で振り返り「失礼いたします」(もう一度一礼してからドアを閉める)

面接で避けるべき言葉遣い

若者言葉・砕けた表現

面接にふさわしくない表現と、適切な言い換えです。

避けるべき表現適切な表現
〜っていうか〜と申しますか
〜みたいな〜のような
〜な感じです〜と考えております
ぶっちゃけ率直に申しますと
めっちゃ大変・非常に
やっぱりやはり
〜ですけど〜ですが
一応念のため

「わたし」の呼び方

面接では「わたし」または「わたくし」を使います。男性が「僕」「俺」を使うのは不適切です。女性が「あたし」を使うのも避けましょう。よりフォーマルな場では「わたくし」を使うと丁寧です。

「御社」と「貴社」の使い分け

  • 御社:面接の場(話し言葉)で使う
  • 貴社:履歴書やメール(書き言葉)で使う

面接は話し言葉の場面なので「御社」が正しい表現です。

面接前後のメール敬語

面接日程の確認メール

「〇月〇日〇時の面接の件、承知いたしました。当日はどうぞよろしくお願いいたします」

面接後のお礼メール

「本日はお忙しい中、面接のお時間をいただき誠にありがとうございました。御社の事業内容やお仕事の魅力を直接伺うことができ、ますます入社への意欲が高まりました。ご検討のほど、何卒よろしくお願い申し上げます」

お礼メールは面接当日中に送るのが理想的です。

まとめ

面接での敬語は、基本的なビジネス敬語を正しく使えていれば問題ありません。特別に難しい表現を覚える必要はなく、「申します」「いたします」「ございます」といった基本形を確実に使えることが大切です。入室から退室までの流れを練習し、自然に敬語が出てくるよう準備しましょう。

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