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犬も歩けば棒に当たるの意味と使い方|由来と例文も紹介

犬も歩けば棒に当たる ことわざ 動物
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「犬も歩けば棒に当たる」は、日本でもっとも有名なことわざの1つであり、いろはかるたの最初の札としても広く知られています。このことわざには2つの解釈があり、時代とともにその使われ方も変化してきました。

意味

「犬も歩けば棒に当たる」には、大きく分けて2つの意味があります。

本来の意味(災難の意味)

犬がうろうろと歩き回っていると、人に棒で叩かれるという意味です。でしゃばって余計なことをすると、思わぬ災難に遭うという戒めの教訓を含んでいます。江戸時代には野良犬が多く、棒で追い払われることが日常的だったことが背景にあります。

現代の一般的な意味(幸運の意味)

何でもいいから行動していれば、思いがけない幸運に出会うことがあるという意味です。現代ではこちらの解釈で使われることが多く、積極的に行動することの大切さを説くことわざとして理解されています。

由来

このことわざの由来は、江戸時代のいろはかるたにまで遡ります。いろはかるたは江戸・京都・大阪の3種類がありますが、江戸版のいろはかるたの「い」の札に採用されたことで、全国的に知られるようになりました。

当時の日本では、犬は現在のようにペットとして大切にされる存在ではなく、野良犬として町中を歩き回り、しばしば棒で叩かれて追い払われていました。そのため、もともとは「余計なことをすると痛い目に遭う」という否定的な意味で使われていたと考えられています。

しかし、時代が下るにつれて「棒に当たる」の解釈が「棒(幸運)に当たる」へと変化し、「行動すれば良いことがある」という肯定的な意味で使われるようになりました。

使い方と例文

幸運の意味での使い方

  • 散歩のついでに入った店で、探していた本が見つかった。犬も歩けば棒に当たるとはこのことだ。
  • 知り合いの紹介で参加したイベントで、仕事につながる人脈ができた。犬も歩けば棒に当たるものだ。
  • 特に目的もなく展示会に行ったら、新しいビジネスのヒントが得られた。まさに犬も歩けば棒に当たるだ。

災難の意味での使い方

  • 余計なことを言ったばかりに上司の機嫌を損ねてしまった。犬も歩けば棒に当たるというやつだ。
  • 首を突っ込まなければよかったのに、犬も歩けば棒に当たるで面倒なことに巻き込まれた。

類義語

ことわざ意味
歩く足には泥がつく行動すると何かしらの問題に巻き込まれる
棚からぼたもち思いがけない幸運が舞い込む
待てば海路の日和あり焦らず待っていれば良い機会が訪れる
果報は寝て待て幸運は焦らず自然に任せるのがよい

「棚からぼたもち」は行動しなくても幸運が得られるという意味合いがあるのに対し、「犬も歩けば棒に当たる」は行動した結果として幸運が得られるという点で異なります。

対義語

ことわざ意味
触らぬ神に祟りなし関わらなければ災いは起きない
藪をつついて蛇を出す余計なことをして災いを招く
君子危うきに近寄らず賢い人は危険を避ける

これらは「余計な行動はしないほうがよい」という教訓を含んでおり、「犬も歩けば棒に当たる」の本来の意味(災難の意味)と共通する部分があります。

英語での表現

英語では以下のような表現が近い意味を持ちます。

  • The dog that trots about finds a bone.(歩き回る犬は骨を見つける)
  • Every dog has his day.(どの犬にも良い日がある)
  • Nothing ventured, nothing gained.(冒険しなければ何も得られない)

日常生活での教訓

このことわざは、現代社会においても示唆に富んでいます。新しいことを始めることに躊躇する人に対して、まずは行動してみることの大切さを伝える場面で使えます。ただし、本来の「災難」の意味も忘れてはなりません。闇雲に行動するのではなく、ある程度の準備をした上で積極的に動くことが、思わぬ幸運を引き寄せるコツといえるでしょう。

ビジネスの世界でも、行動力のある人が偶然のチャンスをつかむ場面は少なくありません。展示会に足を運ぶ、異業種の交流会に参加する、気になった人に声をかけるなど、日頃から行動の幅を広げておくことで、予想外の出会いや発見が生まれます。

まとめ

「犬も歩けば棒に当たる」は、「余計なことをすると災難に遭う」という本来の意味と、「行動すれば幸運に出会える」という現代的な意味の2つを持つことわざです。いろはかるたの最初の札として日本人に親しまれ、時代とともにその解釈が変化してきました。どちらの意味で使うかは文脈次第ですが、現代では肯定的な意味で使われることが多くなっています。

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