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弘法にも筆の誤りの意味と使い方|由来と例文も紹介

弘法にも筆の誤り ことわざ 失敗 教訓
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「弘法にも筆の誤り」は、どんなに優れた専門家や名人でも、時には失敗することがあるという意味のことわざです。書道の名人として知られる弘法大師(空海)でさえ書き損じることがあるという故事に由来し、人間である以上、完璧はありえないという教訓を示しています。

意味

基本的な意味

どれほど優れた技能を持つ人でも、間違いを犯すことがあるという意味です。完璧な人間はいないのだから、失敗を過度に恐れたり責めたりする必要はないという寛容さも含んでいます。

使い方のポイント

自分よりも上位の人や専門家がミスをした際に使うことが多いです。自分自身の失敗について使う場合は、やや自己弁護的に聞こえることがあるため注意が必要です。

由来

弘法大師(空海、774年-835年)は真言宗の開祖であるとともに、日本を代表する書道の名人として知られています。「三筆」の一人に数えられる空海は、書に関して卓越した技能を持っていました。そのような達人でさえ筆を誤ることがあるという逸話から、このことわざが生まれました。一説では、応天門の額に「応」の字を書く際に点を一つ打ち忘れたという伝説がその具体例とされています。

使い方と例文

  • ベテラン医師でも診断を誤ることがある。弘法にも筆の誤りだ。
  • 30年のキャリアを持つ職人が珍しくミスをした。弘法にも筆の誤りである。
  • あの有名シェフも味付けを失敗することがあるそうだ。弘法にも筆の誤りだな。

類義語

ことわざ意味
猿も木から落ちる名人でも失敗する
河童の川流れ得意なことでも失敗する
上手の手から水が漏れる巧みな人でもミスはある

対義語

ことわざ意味
百発百中すべて的中する
完璧欠点がない

英語での表現

  • Even Homer sometimes nods.(ホメロスでさえ居眠りする)
  • Nobody’s perfect.(完璧な人はいない)
  • To err is human.(過ちは人の常)

まとめ

「弘法にも筆の誤り」は、名人でも失敗することがあるという教訓のことわざです。弘法大師の書道の腕前に由来し、完璧を求めすぎず、失敗に寛容であることの大切さを教えてくれます。「猿も木から落ちる」「河童の川流れ」とあわせて覚えておくと便利です。

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