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踊り祭りガイド|阿波踊り・よさこいなど全国の踊り祭り

踊り祭り 阿波踊り よさこい 盆踊り 郡上踊り
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日本各地には踊りを中心とした祭りが数多くあり、地域の伝統と個性を色濃く反映しています。400年の歴史を持つ阿波踊りから、現代に生まれたよさこい祭りまで、踊りの祭りの多様な魅力を紹介します。

踊り祭りの分類

伝統的な盆踊り系

お盆の先祖供養に由来する踊りで、阿波踊り、郡上踊り、西馬音内盆踊りなどが代表的です。

現代創作系

よさこい祭りのように、伝統を基盤としながら現代的な音楽や振付を取り入れた新しい踊りの祭りです。

神事系の踊り

神楽や田楽など、神への奉納として行われる踊りです。

阿波踊り(徳島県徳島市)

歴史

阿波踊りは徳島を代表する伝統芸能で、400年以上の歴史を持つとされています。起源については、1586年に蜂須賀家政が徳島城の完成を祝って踊らせたという説がよく知られていますが、定説はありません。

踊りの特徴

阿波踊りは「連(れん)」と呼ばれるグループで踊ります。三味線、太鼓、鉦(かね)、笛の囃子に合わせ、「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃそんそん」の掛け声で踊ります。

男踊りはダイナミックで力強い動き、女踊りは優雅で艶やかな動きが特徴です。有名連と呼ばれる実力派の連の踊りは芸術的な完成度を誇ります。

開催情報

毎年8月12日から15日の4日間、徳島市中心部で開催されます。有料の桟敷席と無料の演舞場があり、「にわか連」として飛び入り参加できる場所もあります。

よさこい祭り(高知県高知市)

歴史

よさこい祭りは1954年に高知市の商店街振興のために始まった比較的新しい祭りです。鳴子を両手に持って踊るスタイルが基本で、音楽は「よさこい鳴子踊り」のフレーズを含むことがルールとなっています。

特徴

よさこい祭りの最大の特徴は、チーム(チーム数は200を超える)ごとに独自の楽曲と振付で踊る自由度の高さです。ロックやサンバ、ヒップホップなどの要素を取り入れたチームもあり、衣装も華やかです。

全国への広がり

よさこいの踊りスタイルは全国に広まり、「YOSAKOIソーラン祭り」(札幌)をはじめ、各地で類似の祭りが開催されています。高知の本場よさこいとは異なるルールで開催される地域もありますが、鳴子を使って踊るという基本は共通しています。

郡上踊り(岐阜県郡上市)

歴史

郡上踊りは岐阜県郡上八幡で400年以上の歴史を持つ盆踊りで、日本三大盆踊りの一つに数えられています。7月中旬から9月上旬まで30夜以上にわたって踊りが行われ、8月13日から16日の4夜は「徹夜踊り」として夜通し踊り続けます。

特徴

郡上踊りの最大の特徴は、観客も踊り手も区別なく誰でも参加できる点です。10種類の踊りがあり、「かわさき」「春駒」「三百」などが代表的です。踊りの輪に加わるのに特別な準備は不要で、下駄の音を響かせながら街を流して踊ります。

ユネスコ無形文化遺産に登録されています。

西馬音内盆踊り(秋田県羽後町)

西馬音内盆踊りは8月16日から18日に行われる秋田県の盆踊りで、日本三大盆踊りの一つです。端縫い衣装と藍染めの浴衣に身を包んだ踊り手が、編み笠や彦三頭巾で顔を隠して踊る姿は、優美でありながらどこか妖艶な雰囲気を漂わせています。

ユネスコ無形文化遺産に登録されています。

おわら風の盆(富山県富山市八尾)

おわら風の盆は9月1日から3日に行われる富山県八尾町の民謡行事です。胡弓の音色に合わせた優雅な踊りが特徴で、「見せる」ための派手さではなく、踊り手自身が楽しむ内向的な美しさがあります。

男踊りの力強さと女踊りのしなやかさの対比が見事で、石畳の坂道にぼんぼりの灯りがともる中を踊り流す光景は、日本の祭りの中でも格別の風情を持っています。

エイサー(沖縄県)

旧盆に行われるエイサーは沖縄の代表的な踊り祭りです。大太鼓や締め太鼓を打ち鳴らしながら踊る勇壮な姿は、沖縄の夏の風物詩です。各地域の青年会が中心となって踊り、地域ごとに異なる曲目や振付があります。

沖縄市で8月下旬に開催される「沖縄全島エイサーまつり」は、各地の代表チームが集まる最大規模のエイサーイベントです。

踊りの祭りに参加するコツ

服装

盆踊り系の祭りでは浴衣を着て参加すると雰囲気が出ます。よさこい系は動きやすい服装が基本です。郡上踊りでは下駄を履くのが伝統的なスタイルです。

踊り方の習得

阿波踊りや郡上踊りは基本的なステップが比較的シンプルなため、周囲の踊りを見ながら参加できます。事前に練習会に参加したり、動画で予習したりするとより楽しめます。

まとめ

踊りの祭りは阿波踊り、よさこい、郡上踊り、エイサーなど、それぞれの地域の歴史と個性を反映した多様な形で全国各地に存在します。見るだけでなく参加できる祭りが多いのも踊り祭りの魅力です。踊りの輪に加わることで、祭りの楽しさをより深く体感できるでしょう。

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