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博多祇園山笠とは|追い山・飾り山の見どころガイド

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博多祇園山笠は福岡市博多区の櫛田神社の奉納神事で、毎年7月1日から15日まで行われます。最終日の「追い山」では重さ約1トンの舁き山笠を担いで博多の街を全力で駆け抜ける、日本でも屈指の勇壮な祭りです。

歴史

起源

博多祇園山笠の起源は1241年に遡ります。博多で疫病が流行した際、承天寺の聖一国師(しょういちこくし)が施餓鬼棚に乗って町中に祈祷水を撒いたことが始まりとされています。

発展

もともとは飾り山笠を担いで巡行していましたが、江戸時代に飾り山笠が大型化したため担いで走ることが困難になり、「舁き山笠」と「飾り山笠」に分化しました。

ユネスコ無形文化遺産

2016年にユネスコ無形文化遺産に登録されています。

祭りの流れ

7月1日〜:飾り山笠公開

7月1日から博多市内の14箇所に飾り山笠が公開されます。高さ約10〜15メートルの飾り山笠は、歴史上の人物や時事ネタをテーマにした豪華な人形で飾られています。

7月10日:流舁き

各流(ながれ、町ごとの組織)が初めて舁き山笠を担いで走る日です。本番に向けた予行練習の意味もあります。

7月12日:追い山ならし

追い山のリハーサルとして、本番と同じコースの一部を走ります。タイムが計測され、本番に向けた各流の士気が高まります。

7月13日:集団山見せ

舁き山笠が博多部を出て福岡部(天神方面)に乗り入れる唯一の日です。明治通りを走る山笠は壮観で、福岡市長や来賓が台上がりする姿も見られます。

7月15日:追い山

早朝4時59分に一番山笠が櫛田神社の境内に入る「櫛田入り」でスタートし、約5キロメートルのコースを7つの流が順番に全力疾走します。所要時間は約30分で、各流のタイムが競われます。

追い山の迫力

櫛田入り

追い山は櫛田神社への「櫛田入り」から始まります。境内に駆け込んだ山笠が清道旗を回り、「博多祝い唄」を歌い上げてから一気に街へ飛び出していきます。

「オイサ」の掛け声

舁き手たちが「オイサ、オイサ」の掛け声とともに重い山笠を担いで走る姿は圧巻です。沿道からは勢い水(きおいみず)と呼ばれる水が山笠にかけられ、夏の早朝の博多が熱気に包まれます。

タイムレース

追い山は各流のタイムが計測される真剣勝負です。一番速いタイムを出した流は翌年の一番山笠の権利を得るため、各流は全力でコースを駆け抜けます。

流と博多の町組織

博多祇園山笠は「流」と呼ばれる町ごとの組織が中心となって運営されています。現在は千代流、恵比須流、土居流、大黒流、東流、中洲流、西流の7つの流があります。

流に属する男性は幼少期から山笠に参加し、役割を担いながら祭りの中で成長していきます。この組織的な伝統が、山笠の活力を支えています。

山笠に関するルール

締め込み姿

山笠に参加する男性は「締め込み」と呼ばれるふんどし姿が正装です。この服装は神事としての山笠の伝統を守るものです。

期間中のきゅうり断ち

山笠の期間中、参加者はきゅうりを食べないという風習があります。きゅうりの断面が櫛田神社の紋に似ているためとされています。

観覧ガイド

追い山の観覧

追い山は早朝4時59分スタートのため、始発の交通機関では間に合いません。前夜から場所取りをするか、周辺のホテルに宿泊するのが一般的です。櫛田神社の桟敷席は抽選で、競争率が非常に高いです。

沿道からの観覧は無料ですが、コーナーの内側は勢い水で濡れるため、濡れてもよい服装で臨みましょう。

まとめ

博多祇園山笠は770年以上の歴史を持つ博多の誇りであり、追い山の勇壮さは日本の祭りの中でも際立っています。舁き手たちの全力疾走、「オイサ」の掛け声、勢い水が飛び交う熱気は、一度体験すると忘れられない感動をもたらしてくれます。早起きして追い山を見届ける価値は十分にあるでしょう。

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