11月の祭り一覧|全国の代表的な秋の祭りを紹介
11月は紅葉が見ごろを迎え、秋祭りの最終盤を迎える時期です。七五三の参拝や酉の市など、季節の変わり目ならではの行事が各地で行われます。ここでは11月に開催される代表的な祭りや行事を紹介します。
11月の行事の特徴
秋の実りと冬の備え
11月は稲刈りが終わり、本格的な冬に向けた準備が始まる時期です。収穫を終えた感謝の祭りや、翌年の豊穣を願う行事が行われます。
七五三
11月15日は七五三の日として知られています。3歳、5歳、7歳の子どもの健やかな成長を祝う行事で、全国の神社で参拝が行われます。晴れ着姿の子どもたちで境内が華やぐのは11月ならではの風景です。
関東地方の11月の祭り
酉の市(東京都・全国各地)
酉の市は11月の酉の日に行われる市で、浅草の鷲(おおとり)神社や新宿の花園神社が特に有名です。熊手を買って商売繁盛を願う行事で、年末に向けた縁起物として多くの人が訪れます。
酉の日は12日ごとに巡ってくるため、11月に酉の日が2回の年と3回の年(三の酉)があります。三の酉がある年は火事が多いという言い伝えがあります。
箱根大名行列(神奈川県箱根町)
箱根大名行列は11月3日の文化の日に行われる時代行列です。約170人の行列が旧東海道を練り歩き、江戸時代の参勤交代を再現します。「下に〜下に〜」の掛け声とともに箱根旧街道を行く姿は、歴史ファンにとって見応えのある行事です。
関西地方の11月の祭り
嵐山もみじ祭(京都府京都市)
嵐山もみじ祭は11月の第2日曜日に大堰川(おおいがわ)で行われます。舟遊びの中で雅楽や舞踊が披露され、紅葉に彩られた嵐山を背景にした風雅な祭りです。
神農祭(大阪府大阪市)
神農祭は11月22日と23日に大阪の少彦名神社(すくなひこなじんじゃ)で行われるお祭りで、「大阪の祭りの最後を飾る」という意味で「止め祭り」とも呼ばれています。薬の神様を祀る神社ならではの祭りで、張り子の虎がシンボルです。
九州地方の11月の祭り
唐津くんち(佐賀県唐津市)
唐津くんちは11月2日から4日に行われる唐津神社の秋季例大祭です。鯛や獅子、兜などの形をした14台の曳山(ひきやま)が唐津の街を巡行します。曳山はいずれも和紙に漆を塗り重ねて作られた芸術品であり、国の重要有形民俗文化財に指定されています。
ユネスコ無形文化遺産にも登録されており、「エンヤー、エンヤー」の掛け声とともに砂浜を曳山が進む「お旅所曳き込み」は圧巻です。
長崎くんち(長崎県長崎市)
長崎くんちは10月7日から9日の開催ですが、奉納踊りの練習は10月から11月にかけても話題になります。龍踊り(じゃおどり)やコッコデショなどの演し物は長崎の秋を代表する祭りの一部です。
東北地方の11月の祭り
花巻なまはげ行事(岩手県花巻市)
冬の到来を前に、東北各地では来訪神の行事が始まります。秋田のなまはげは大晦日の行事ですが、類似の行事が11月頃から東北各地で行われます。
中部地方の11月の祭り
新嘗祭(全国)
新嘗祭(にいなめさい)は11月23日に宮中および全国の神社で行われる祭祀です。その年に収穫された新穀を天皇が神々に供え、自らも食する儀式で、古代から続く日本の収穫祭です。
現在の「勤労感謝の日」はこの新嘗祭に由来しています。
長野えびす講煙火大会(長野県長野市)
長野えびす講煙火大会は11月下旬に開催される全国でも珍しい晩秋の花火大会です。冬の澄んだ空気の中で打ち上げられる花火は、夏の花火とは異なる凛とした美しさがあります。
11月の祭りを楽しむポイント
服装の準備
11月は朝晩の冷え込みが厳しくなります。屋外で長時間過ごす祭りでは、防寒対策が必要です。特に夜間の行事には暖かい服装で臨みましょう。
紅葉との組み合わせ
11月は紅葉のシーズンでもあるため、祭り見学と紅葉狩りを組み合わせた旅行プランもお勧めです。京都や箱根、東北地方では特に美しい紅葉が楽しめます。
まとめ
11月は酉の市や唐津くんち、七五三、新嘗祭など、秋の実りと冬の備えにまつわる祭りや行事が各地で行われます。紅葉が彩る中で行われるこれらの祭りは、日本の季節の移ろいを体感できる貴重な機会です。防寒対策をしっかりして、晩秋の祭りを楽しんでみてください。