珍しい苗字ランキングTOP20|日本の希少な名字一覧
日本には約30万種類の苗字があるとされ、その大半は数十人以下の珍しい苗字です。中にはわずか数世帯しか存在しない極めて希少な苗字もあります。ここでは特にユニークで珍しい苗字を20個、読み方や由来とともに紹介します。
珍しい苗字ランキングTOP20
1位 小鳥遊(たかなし)
小鳥が遊べるということは、天敵である鷹がいないという意味です。そこから「たかなし」と読みます。主に関東地方に見られる苗字で、全国でも非常に少ない世帯数です。日本の苗字の中でも特に難読として知られています。
2位 月見里(やまなし)
月が見える里、つまり山がないという意味から「やまなし」と読みます。山梨県とは直接の関係はないとされますが、地形的な特徴を表した苗字です。全国に数十世帯程度と推定されています。
3位 四月一日(わたぬき)
旧暦の4月1日は衣替えの時期で、綿入れの着物から綿を抜く日でした。そこから「わたぬき」と読まれるようになりました。北陸地方、特に石川県に多いとされています。
4位 一番合戦(いちまかせ)
鹿児島県に見られる苗字で、戦での功績に由来するとされています。「一番に合戦する」勇敢さを表す苗字で、全国でも極めて少数です。
5位 勅使河原(てしがわら)
勅使が河原を渡った場所に由来する苗字です。埼玉県や群馬県に多く、「勅使川原」と書く場合もあります。四文字姓としては比較的知られている部類です。
6位 御手洗(みたらい)
神社の御手洗場に由来する苗字です。大分県に特に多く、全国でも数千世帯が存在します。珍しい読み方のため、日常で話題になることが多い苗字です。
7位 薬袋(みない)
「薬の袋を見ない」つまり薬を飲まなくてもよいほど健康であるという意味が込められています。山梨県に多い苗字で、全国的には非常に希少です。
8位 九十九(つくも)
数字の99に由来し、「つくも」と読みます。百に一つ足りないという意味から「白髪」を連想させ、長寿を願う苗字とされています。各地に点在していますが、全体数は少ないです。
9位 五百蔵(いおろい)
兵庫県に多い苗字で、五百の蔵があるほど裕福な家柄を示すとされています。「いおろい」のほか「いおくら」と読む場合もあります。
10位 百目鬼(どうめき)
栃木県に多い苗字で、百の目を持つ鬼という妖怪伝説に由来するとも言われています。「どうめき」は「どよめき」が転じたものとする説もあります。
11位 栗花落(つゆり)
栗の花が落ちる梅雨の時期を表す苗字で、「つゆり」と読みます。兵庫県などに見られますが、全国でも非常に少ない苗字です。
12位 十二月田(しわすだ)
12月を「師走」と読むことから「しわすだ」と読みます。埼玉県に見られる苗字で、暦に由来した珍しい例です。
13位 鰻(うなぎ)
鹿児島県に存在する苗字で、そのまま「うなぎ」と読みます。魚の名前がそのまま苗字になった珍しい例で、鰻池という地名に由来するとされています。
14位 雲母(きらら)
鉱物の雲母に由来する苗字です。「きらら」のほか「うんも」と読む場合もあります。各地に少数点在しています。
15位 一尺八寸(かまつか)
長さの単位を使った苗字で、「かまつか」と読みます。一尺八寸は鎌の柄の長さとされ、そこから「かまつか」になったという説があります。
16位 凸守(でこもり)
非常に珍しい苗字で、読み方は「でこもり」です。その由来については諸説あり、地形に関係するとも言われています。
17位 七五三(しめ)
注連縄(しめなわ)に関連する苗字で、「しめ」と読みます。七五三のお祝いとは異なる由来を持ち、神事に関わる家系とされています。
18位 東西南北(よもひろ)
四方を表す漢字を並べた苗字で、「よもひろ」と読みます。日本に極めて少数の世帯しかなく、苗字の中でも特に目を引く存在です。
19位 八月一日(ほずみ)
旧暦8月1日は稲の穂を摘む日であったことから「ほずみ」と読みます。北関東に見られる苗字で、暦由来の苗字の代表的な例です。
20位 大工廻(だいくまわり)
宮崎県に見られる苗字で、大工の仕事に関係する由来を持つとされています。職業に由来した珍しい苗字の一つです。
珍しい苗字が生まれた背景
明治時代の届出
明治8年(1875年)の平民苗字必称義務令により、すべての国民が苗字を届け出ることになりました。このとき、地名や地形、職業のほか、縁起のよい言葉や独自の発想で苗字をつけた人々もいました。これが珍しい苗字が多数生まれた一因とされています。
難読苗字が残る理由
難読苗字は、地方の方言や古語、特殊な当て字に由来するものが多くあります。交通が不便だった時代には地域の中だけで通用していた読み方がそのまま苗字として定着し、現在まで受け継がれています。
絶滅の危機にある苗字
世帯数が極めて少ない苗字の中には、後継者がいないために消滅する可能性があるものもあります。苗字は一度なくなると復活させることが難しく、文化的な資産として保存・記録する取り組みも進められています。
まとめ
珍しい苗字には、日本語の豊かな表現力と先人の知恵が凝縮されています。難読であればあるほど、そこには深い歴史や地域文化が隠れています。自分の周りに珍しい苗字の人がいたら、その由来を聞いてみると意外な発見があるかもしれません。