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母の日の由来と世界の母の日

母の日 カーネーション 年中行事
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母の日は毎年5月の第2日曜日に、日頃の母親への感謝を表す日です。カーネーションを贈る風習で知られるこの行事は、アメリカから世界に広まりました。ここでは母の日の由来や歴史、カーネーションの意味、世界各国の母の日について詳しく解説します。

母の日の由来

アメリカでの誕生

母の日の起源は20世紀初頭のアメリカにさかのぼります。1907年、アンナ・ジャービスという女性が、亡くなった母親を追悼するため、母の命日に近い5月の第2日曜日に教会で白いカーネーションを配ったことが始まりとされています。

アンナの母親、アン・リーブス・ジャービスは南北戦争中に負傷兵の衛生環境改善に尽力した社会活動家でした。娘のアンナは母の功績を称え、「母に感謝する日」の制定に向けて運動を展開しました。

国の祝日への制定

アンナの活動は大きな反響を呼び、多くの州で母の日が制定されるようになりました。1914年、ウッドロウ・ウィルソン大統領が5月の第2日曜日を「母の日」として正式にアメリカの国の記念日に制定しました。

日本への伝来

日本に母の日が紹介されたのは大正時代のことです。1913年にキリスト教の教会で母の日の行事が行われたのが最初とされています。その後、1937年に森永製菓が「母の日大会」を開催するなど、企業の販促活動も相まって徐々に日本に定着していきました。

当初は3月6日(当時の皇后の誕生日)を母の日としていた時期もありましたが、戦後にアメリカに倣って5月の第2日曜日に変更されました。

カーネーションの意味

なぜカーネーションを贈るのか

母の日にカーネーションを贈る風習は、アンナ・ジャービスが母の追悼式で白いカーネーションを配ったことに由来します。カーネーションはアンナの母親が好きだった花であり、母性愛の象徴とされるようになりました。

カーネーションの色と意味

カーネーションは色によって異なる花言葉を持っています。

花言葉贈る場面
母への愛、熱烈な愛最も定番の贈り物
ピンク感謝、温かい心感謝の気持ちを伝える
尊敬、純潔亡くなった母に捧げる
オレンジ純粋な愛、熱烈な心元気を贈りたいとき
気品、誇り上品な印象を与える

赤いカーネーションが母の日の定番ですが、ピンクやオレンジなど華やかな色も人気があります。白いカーネーションは亡くなった母親に捧げるものとされているため、存命の母親に贈る際は避けるのが一般的です。

母の日の贈り物

定番の贈り物

カーネーション以外にも、母の日にはさまざまな贈り物が選ばれています。

  • 花束やフラワーアレンジメント:カーネーション以外の花も人気
  • スイーツ:ケーキ、和菓子、チョコレートなど
  • 食事の招待:レストランでの食事や手料理のおもてなし
  • 美容・健康グッズ:化粧品、入浴剤、マッサージ器など
  • ファッション小物:バッグ、スカーフ、アクセサリーなど

体験型のプレゼント

近年は物ではなく体験を贈る「体験型プレゼント」も注目されています。

  • 温泉旅行
  • エステやスパの体験
  • 料理教室やフラワーアレンジメント教室
  • 家族写真の撮影

手作りのプレゼント

子どもが手作りしたプレゼントは、何より心がこもった贈り物です。手紙、絵、手作りの料理やお菓子など、気持ちのこもった贈り物は母親にとってかけがえのないものです。

世界の母の日

各国の母の日

母の日の時期や祝い方は国によって異なります。

時期特徴
アメリカ5月第2日曜日カーネーションを贈る
イギリスイースター2週間前マザリング・サンデー
フランス5月最終日曜日花やケーキを贈る
タイ8月12日シリキット王太后の誕生日
韓国5月8日「父母の日」として両親に感謝
オーストラリア5月第2日曜日菊の花を贈る
メキシコ5月10日セレナータ(歌の贈り物)
エチオピア雨季の終わり頃3日間にわたる祝祭

イギリスのマザリング・サンデー

イギリスの母の日は「マザリング・サンデー」と呼ばれ、イースターの2週間前の日曜日に祝われます。起源は17世紀に遡り、奉公先から実家に戻って母親と過ごす日とされていました。シムネルケーキ(ドライフルーツ入りのケーキ)を贈る風習があります。

タイの母の日

タイでは8月12日がシリキット王太后の誕生日にちなんで母の日とされています。タイでは母の日のシンボルはジャスミンの花で、白いジャスミンの花を母親に贈ります。

韓国の父母の日

韓国では5月8日が「オボイナル(父母の日)」として、父と母の両方に感謝する日とされています。子どもが親にカーネーションを贈り、食事をご馳走する風習があります。

母の日の過ごし方

感謝の気持ちを伝える

最も大切なのは、母親への感謝の気持ちを言葉にして伝えることです。普段は照れくさくて言えない「ありがとう」を素直に伝えることが、何よりの贈り物になります。

家事を代わる

母の日には普段母親が行っている家事を家族が代わって行い、母親にゆっくり過ごしてもらうのもよい方法です。食事の準備や片付け、掃除などを家族で分担しましょう。

一緒に過ごす時間

離れて暮らしている場合は、電話やビデオ通話で母親と話す時間を作りましょう。一緒に暮らしている場合は、家族そろって食事をするなど、共に過ごす時間を大切にしてください。

まとめ

母の日はアメリカで始まった母親への感謝を表す行事で、現在は世界中で広く祝われています。カーネーションの色にはそれぞれ異なる意味があり、贈る相手や状況に合わせて選ぶとよいでしょう。贈り物も大切ですが、何より母親への感謝の気持ちを言葉にして伝えることが、母の日の本来の意味です。世界各国のさまざまな母の日の祝い方を知ることで、この行事への理解がより深まるでしょう。

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