門松の折り方|お正月飾りを折り紙で手作りしよう
門松は、お正月に家の門や玄関に飾る日本の伝統的な正月飾りです。年神様を迎え入れるための目印として古くから親しまれてきました。本物の門松は竹や松を使って作りますが、折り紙でもお正月らしい門松を手軽に作ることができます。この記事では、折り紙で作る門松の折り方を解説します。壁飾りやカードの装飾としても使えるかわいい作品です。
用意するもの
門松は竹と土台の2つのパーツで構成します。
竹用に緑色の折り紙を3枚使います。太さ(サイズ)を変えると、3本の竹の高さが異なるリアルな門松になります。15cm四方を1枚、12cm四方と10cm四方をそれぞれ1枚使うか、15cm四方の折り紙を切ってサイズを変えてもよいでしょう。
土台(わら)用に黄色または薄茶色の折り紙を1枚使います。15cm四方のものが適しています。
装飾として、赤い折り紙(梅の花や水引を表現)や、松を表現するための小さな緑の折り紙があると、より華やかに仕上がります。のりやテープも用意しましょう。
竹の折り方
3本の竹をそれぞれ折ります。手順は同じで、紙のサイズだけ変えます。
手順1:筒状に折る
緑の折り紙を色のついた面を下にして置きます。左辺を右に向かって3分の1ほどの位置で折ります。右辺を左に向かって折り、先ほど折った部分に重ねます。細長い長方形になります。
のりで重なった部分を固定すると、筒の形が崩れにくくなります。
手順2:竹の節を表現する
筒状にした紙に、竹の節を表現する横線を入れます。筒の途中を軽く谷折りにして折り筋をつけると、竹の節のような横線が入ります。2か所から3か所に節を入れるとリアルになります。
完全に折りたたまず、軽く折り筋をつけるだけにするのがポイントです。
手順3:竹の切り口を作る
門松の竹は上部が斜めに切られているのが特徴です。筒の上端を斜めに折り込んで、斜め切りの表現をします。
上端の手前側を少し低く、奥側を少し高くなるように、斜めのラインで前面だけを内側に折り込みます。これで竹の切り口が斜めになったように見えます。
手順4:残り2本を折る
同じ手順で残り2本の竹を折ります。サイズの違いにより、3本の竹の高さが異なる状態になります。伝統的な門松は、3本の竹の高さが「長・中・短」と段階的に異なります。
土台の折り方
手順1:長方形に折る
黄色(または薄茶色)の折り紙を色のついた面を上にして置きます。下辺と上辺を合わせて半分に折り、長方形にします。
手順2:筒状にする
長方形を横長の状態で、下辺を上に向かって3分の1ほど折り上げます。上辺を下に折り下げて重ねます。
左右の端を後ろに折り込んで、輪にします。のりで端を固定して、円筒形の土台を作ります。この円筒が門松の藁(わら)の部分を表現します。
手順3:土台の形を整える
土台の上端が少し外側に広がるようにすると、竹を差し込みやすくなり、見た目もよくなります。上端を少しだけ外側に折り返すと、藁が束ねられている雰囲気が出ます。
門松の組み立て
手順1:竹を束ねる
3本の竹を束ねます。一番高い竹を中央に、中くらいの竹を右に、短い竹を左に配置するのが基本の並びです。ただし、地域や流派によって配置は異なりますので、お好みで並べて構いません。
3本をのりやテープで固定して束にします。竹の下部をしっかりとまとめましょう。
手順2:土台に差し込む
束ねた竹を土台の中に差し込みます。竹が安定するように、土台の内側にのりを塗って固定するとよいでしょう。
竹が土台からまっすぐ上に伸びるように角度を調整します。少し扇状に広がっていても、自然な雰囲気で見栄えがします。
手順3:装飾を追加する
門松をさらに華やかにするための装飾を追加しましょう。
松の表現として、小さな緑の折り紙で葉のような形を何枚か折り、竹の間や土台の上部に貼りつけます。緑の折り紙を細く切ってギザギザにすると、松の葉のようになります。
梅の花を添えると華やかさが増します。赤やピンクの折り紙を小さな花の形に折って、竹の間に配置します。簡単な方法として、小さな丸や花の形に切った紙を貼るだけでも梅の雰囲気が出ます。
水引を表現するために、赤と白の細い紙を結んで土台に巻くのも素敵です。
門松の飾り方
完成した門松の飾り方を紹介します。
玄関の棚やシューズボックスの上に置くのが最も自然な飾り方です。左右に1つずつ対で飾ると、本格的な門松飾りのような雰囲気になります。
壁に貼って飾る場合は、竹と土台を平面的に仕上げて、画用紙に貼りつけるとよいでしょう。背景に初日の出や鶴の飾りを描き足すと、華やかなお正月の壁飾りになります。
お正月のお年玉袋やカードに小さな門松を貼りつけるのも粋な演出です。小さい折り紙で作ったミニ門松を添えると、手作りの温かみが伝わります。
テーブルの上に飾れば、お正月の食卓を彩るテーブルデコレーションになります。おせち料理やお雑煮と一緒に並べると、お正月の雰囲気が一層盛り上がります。
一緒に作りたいお正月折り紙
門松と一緒に飾るとお正月らしさが増す折り紙作品を紹介します。
鏡餅は白い折り紙で丸い形を2段に作り、上にみかんに見立てたオレンジの折り紙を乗せます。簡単に折れるお正月の定番飾りです。
羽子板は色のついた折り紙で板の形を折り、表面に花や模様を描きます。羽根とセットで飾ると新年のめでたい雰囲気が出ます。
折り鶴はお正月飾りとしても定番です。金色や赤色の折り紙で折った鶴を門松の横に添えると、縁起のよい飾りになります。
だるまは赤い折り紙で丸みのある形に折ります。顔を描いて門松の隣に飾ると、開運招福の雰囲気が加わります。
扇は金色や赤色の折り紙をジャバラに折って広げるだけで作れます。門松の後ろに扇を広げると、華やかさが格段に増します。
門松の豆知識
門松は年神様が降りてくるための目印として飾られるものです。松は「祀る(まつる)」に通じ、竹は成長が早いことから生命力の象徴とされています。
門松を飾る時期は、一般的に12月28日までに立てるのがよいとされています。29日は「二重苦」に通じるため避けられ、31日は「一夜飾り」として縁起が悪いとされています。
門松を取り外すのは、松の内が明ける1月7日(関東)または1月15日(関西)です。
折り紙の門松は本物のように枯れたり片付けが大変になったりすることがないため、お正月の雰囲気を手軽に楽しむのにぴったりの飾りです。
まとめ
折り紙で作る門松は、日本のお正月の伝統を手軽に表現できる季節の作品です。竹と土台を組み合わせるだけのシンプルな構造ながら、装飾を加えることで見栄えのよいお正月飾りが完成します。年末の準備として、お子さんや家族と一緒に門松作りを楽しんでみてはいかがでしょうか。