図形パズル・マッチ棒クイズ10選|ひらめき力を試そう
図形パズルやマッチ棒クイズは、普段使わない脳の領域を刺激してくれます。計算や言葉の知識よりも「ひらめき」がものを言うジャンルなので、年齢や学力に関係なく楽しめるのが魅力です。
この記事では、マッチ棒を動かして正しい式を作る問題や、図形の数を数える問題など、全10問を用意しました。紙とペンがあると解きやすい問題もありますので、手元に用意しておくことをおすすめします。
各問題にはヒントを載せています。答えと詳しい解説は記事の後半にまとめてありますので、まずは自力で考えてみてください。
問題編
第1問(マッチ棒・初級)
マッチ棒で以下の式が作られています(数字は7セグメント表示)。マッチ棒を1本だけ動かして、正しい式にしてください。
6 + 4 = 4
ヒント: 「+」の記号に注目してください。「+」から1本取ると「-」になります。そして「6」にその1本を足すと…?
第2問(図形の数え上げ・初級)
正方形の中に対角線を2本引いて、X字型の線が入った図形を作りました。この図形の中に三角形は全部でいくつありますか?
ヒント: 対角線によって4つの小さい三角形ができますが、隣り合う2つの三角形を合わせた大きな三角形も数えてください。
第3問(マッチ棒・初級)
マッチ棒6本で正三角形を4つ作ってください。ただし、マッチ棒を折ったり重ねたりしてはいけません。
ヒント: 平面(2次元)だけで考えていませんか? 立体的に考えてみてください。
第4問(図形の数え上げ・中級)
2x2のマス目(4つの小さい正方形が並んだ大きな正方形)があります。この図形の中に正方形は全部でいくつありますか?
ヒント: 1x1の正方形と2x2の正方形は明らかですが、それだけでしょうか?
第5問(マッチ棒・中級)
マッチ棒で正方形が4つ横一列に並んでいます。隣り合う正方形は辺を共有しているので、マッチ棒は全部で13本使われています。ここから3本だけ取り除いて、正方形をちょうど3つにしてください。
ヒント: 端の正方形を1つ崩すことを考えてみてください。その正方形の共有辺以外の3辺を取り除くと…?
第6問(図形パズル・中級)
3段のピラミッド型に正三角形を並べた図形があります。1段目(頂点)に上向きの小さい正三角形が1個、2段目に上向き2個と下向き1個、3段目に上向き3個と下向き2個で、合計9個の小さい正三角形で構成されています。この図形の中にある正三角形は全部でいくつですか?(上向き・下向きの両方を数えます)
ヒント: 大きさ別に数えましょう。1段分の大きさ、2段分の大きさ、3段分の大きさ、それぞれ上向き・下向き別に数えます。
第7問(図形パズル・中級)
1本の直線を引くだけで、以下の式を正しくしてください。
5 + 5 + 5 = 550
ヒント: 数字を変えるのではなく、記号を変えることを考えてみてください。「+」に1本の線を引くとどうなりますか?
第8問(図形の数え上げ・上級)
3x3のマス目(9つの小さい正方形が並んだ大きな正方形)があります。この図形の中に正方形は全部でいくつありますか?
ヒント: 大きさ別に数えましょう。1x1、2x2、3x3の正方形をそれぞれ数えてください。
第9問(図形パズル・上級)
9つの点が3x3の格子状に並んでいます。4本の直線を一筆書き(ペンを紙から離さない)で引いて、9つの点すべてを通ってください。
ヒント: 直線を点の外側まで延ばしても構いません。「点と点の間だけに線を引く」という思い込みを捨ててください。
第10問(マッチ棒・上級)
マッチ棒で以下の式が作られています。何も動かさずにこの式を正しくしてください。
XI + I = X
ヒント: これはローマ数字(XI=11、I=1、X=10)で書かれた式です。11+1=10は間違っていますが、見る角度を変えると…?
答えと解説
第1問の答え
「+」の縦棒を取って「-」にし、その1本を「6」の右上に足して「8」にする → 8 - 4 = 4
7セグメント表示で「6」は右上の棒がない状態です。ここに「+」から取った1本を足すと全てのセグメントが揃い「8」になります。「+」は縦棒がなくなって「-」になります。
8 - 4 = 4 は正しい式なので、これが答えです。
第2問の答え
8個
正方形に対角線を2本引くと、まず4つの小さい三角形ができます。
- 小さい三角形:4個(上・下・左・右の4つの直角二等辺三角形)
- 大きい三角形:4個(隣り合う小さい三角形2つを組み合わせると、正方形の上半分・下半分・左半分・右半分がそれぞれ大きい三角形になります)
合計 4 + 4 = 8個 です。見落としやすいのは大きい三角形の方で、「正方形の上半分」なども三角形であることに気づくかがポイントです。
第3問の答え
正四面体(三角すいの形)を作る
平面上では、マッチ棒6本で正三角形を4つ作ることは不可能です。正三角形1つに3本必要で、辺を共有しても平面上では最大2つの正三角形しか作れません。
しかし、3次元に発想を広げると解けます。3本のマッチ棒で底面の正三角形を作り、残り3本を底面の各頂点から立ち上げて上空の1点で合わせると、正四面体が完成します。正四面体は4つの面がすべて正三角形でできた立体です。
この問題は「平面で考える」という思い込みを打ち破れるかがポイントです。マッチ棒パズルの中でも特に有名な名作問題です。
第4問の答え
5個
2x2のマス目にある正方形を大きさ別にカウントします。
- 1x1の正方形:4個
- 2x2の正方形:1個(全体)
合計 4 + 1 = 5個 です。
「斜めの正方形もあるのでは?」と考えた人は鋭い。実は、2x2のマス目の格子点(3x3の9点)を使って斜めの正方形を作ることもできます。中央の点と各辺の中点を結ぶと1つの斜め正方形ができますが、辺の中点は格子点ではないので、格子点のみを頂点とする正方形としては数えません。
格子点のみを頂点とする斜め正方形を探すと、(0,1)-(1,2)-(2,1)-(1,0) が候補ですが、これらは辺の中点にあたり格子点です。この斜め正方形を含めると 6個 になります。出題形式によって5個または6個が正解とされますが、一般的なパズルでは格子線に沿った正方形のみを数えて 5個 とするのが標準的です。
第5問の答え
左端(または右端)の正方形の、共有していない3辺を取り除く
4つの正方形が一列に並んでいるとき、マッチ棒は全部で13本です(上辺4本+下辺4本+縦の仕切り5本)。3つの正方形が一列に辺を共有して並ぶ場合は10本必要なので、13 - 3 = 10でちょうど合います。
左端の正方形の上辺・下辺・左辺の3本を取り除くと、左端の正方形だけが消え、残り3つの正方形はそのまま維持されます(右端の3辺を取り除いても同様です)。
第6問の答え
13個
3段ピラミッド型の正三角形の中にある正三角形を、大きさ別に数えます。
1段分の大きさ(最小):
- 上向き:6個(1段目に1個、2段目に2個、3段目に3個)
- 下向き:3個(2段目に1個、3段目に2個)
2段分の大きさ(中):
- 上向き:3個(上2段を使うもの1個、左下2段を使うもの1個、右下2段を使うもの1個)
- 下向き:0個
3段分の大きさ(最大):
- 上向き:1個(全体)
- 下向き:0個
合計:6 + 3 + 3 + 0 + 1 + 0 = 13個 です。
見落としやすいのは2段分の上向き三角形で、特に左下と右下にある中サイズの三角形は気づきにくいポイントです。
第7問の答え
1つ目の「+」の左上から右下に斜めの線を引いて「4」にする → 545 + 5 = 550
「5 + 5 + 5 = 550」の1つ目の「+」に斜めの線を1本引くと、「+」が「4」に見えるようにします。すると式は「545 + 5 = 550」となり、正しい式になります。
数字や「=」をいじるのではなく、記号である「+」に注目するのがこの問題のポイントです。
第8問の答え
14個
3x3のマス目にある正方形を大きさ別にカウントします。
- 1x1の正方形:9個(3列 x 3行)
- 2x2の正方形:4個(2列 x 2行の位置に配置可能)
- 3x3の正方形:1個(全体)
合計 9 + 4 + 1 = 14個 です。
ポイントは2x2の正方形の数え方です。2x2の正方形の左上の頂点が置ける位置は、横2通りx縦2通り=4通りなので、4個になります。
この「nxnのマス目に含まれる正方形の総数」には公式があり、1の2乗+2の2乗+…+nの2乗で求められます。3x3なら 1+4+9=14 です。覚えておくと便利です。
第9問の答え
点の外側まで線を延ばす
9つの点を4本の直線の一筆書きで通す有名な問題です。多くの人が「点と点を結ぶ範囲内でしか線を引けない」と思い込みますが、点の外側まで線を延ばすことがポイントです。
解き方の一例(左上を起点とする場合):
- 左上の点から右へ直線を引き、上段3つの点を通過して右上の点のさらに右まで延ばす
- そこから左下方向に斜めの直線を引き、中段の右の点、下段の中央の点を通過して左下の点のさらに左下まで延ばす
- そこから上へ直線を引き、下段の左の点、中段の左の点、上段の左の点を通過してさらに上まで延ばす
- そこから右下方向に斜めの直線を引き、中段の中央の点、下段の右の点を通る
これで4本の直線(一筆書き)ですべての点を通ります。
この問題は英語では “Think outside the box”(枠の外で考える)の語源とも言われ、固定観念を打ち破る思考法の象徴として知られています。
第10問の答え
紙を上下逆さまにする → X + I = XI(10 + 1 = 11)
「XI + I = X」はローマ数字で「11 + 1 = 10」であり、間違いです。しかし、紙を180度回転させて上下逆さまにすると「X = I + IX」、つまり「10 = 1 + 9」になり、正しい式が成り立ちます。
マッチ棒を動かす必要はなく、「見る角度を変える」だけで解ける問題です。「何も動かさずに」というのは「マッチ棒ではなく自分が動く(視点を変える)」というひっかけがポイントでした。
まとめ
お疲れさまでした。10問中、何問正解できましたか?
- 8〜10問正解 --- ひらめき力抜群! 空間認識力にも優れています
- 5〜7問正解 --- なかなかの柔軟さ。固定観念にとらわれない思考ができています
- 3〜4問正解 --- もう少し。紙に描いて考える習慣をつけるとさらに伸びます
- 2問以下 --- 図形パズルは慣れが大事。繰り返し挑戦してみましょう
図形パズルを解くコツをまとめておきます。
- 紙に描く --- 頭の中だけで考えず、実際に図を描くと見えてくるものがある
- 次元を疑う --- 平面で解けなければ立体も検討する(第3問のように)
- 枠を超える --- 点や線の外側にも答えがあるかもしれない(第9問のように)
- 視点を変える --- 回転や裏返しなど、見方を変えると新しい発見がある(第10問のように)
- 体系的に数える --- 図形の数え上げでは、大きさ別・向き別に整理してから合計する
図形パズルは何度も解くうちに、ひらめきのパターンが身についてきます。この記事の問題を友達や家族に出題して、一緒に楽しんでみてください。