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レポートの本論の展開方法と書き方のコツ

レポート 本論 展開方法 論理構成
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本論はレポートの中核をなす部分であり、序論で示した問いに対して根拠を挙げながら議論を展開する場です。レポート全体の70〜80%を占めるため、構成の良し悪しがレポートの評価を大きく左右します。ここでは、本論を論理的に展開するための方法を解説します。

本論の役割と構成原則

本論で行うべきこと

本論では、序論で提示した問い(リサーチクエスチョン)に答えるために必要な議論を行います。具体的には、以下の作業を行います。

  • 問いに関連する事実やデータを整理する
  • 先行研究や理論的枠組みを紹介する
  • 根拠に基づいて自分の主張を展開する
  • 反論や別の視点を検討する
  • 事例やデータを用いて主張を裏付ける

本論の構成パターン

本論の構成にはいくつかの典型的なパターンがあります。テーマや問いの性質に応じて適切なパターンを選びましょう。

パターン特徴適するテーマ例
時系列型出来事を時間順に整理する歴史的変遷、政策の推移
比較対照型複数の対象を比較するA案とB案の比較、国際比較
因果関係型原因と結果の関係を分析するある現象の要因分析
問題解決型問題の現状と解決策を示す社会問題の分析と提言
主張・根拠型主張を立て根拠で支える賛否を論じるテーマ

段落の作り方

一段落一主張の原則

本論の基本単位は段落です。一つの段落では一つの主張(トピック)だけを扱います。複数の主張を一つの段落に詰め込むと、読み手は議論の流れを追いにくくなります。

段落の内部構造

効果的な段落は、以下の構造を持っています。

  1. トピックセンテンス:その段落の主張を最初の1〜2文で述べる
  2. サポーティングセンテンス:主張を支える根拠や具体例を示す
  3. まとめ・接続:段落の内容を要約し、次の段落への橋渡しをする

この構造を意識すると、各段落の役割が明確になり、全体の論理の流れも自然に整います。

段落間のつながり

段落と段落の間には論理的なつながりが必要です。接続表現を使って段落同士の関係を明示しましょう。

  • 追加・並列:「また」「さらに」「加えて」
  • 対比・逆接:「一方」「しかし」「これに対して」
  • 因果:「そのため」「したがって」「この結果」
  • 例示:「たとえば」「具体的には」「一例として」
  • 転換:「ところで」「ここで視点を変えて」

根拠の示し方

根拠の種類

主張を支える根拠には、いくつかの種類があります。

  • 統計データ:数値で裏付ける(例:政府統計、調査報告書)
  • 先行研究:既存の学術研究の知見を引用する
  • 事例:具体的な事例を挙げて主張を例証する
  • 理論:学問的な理論や概念を適用する
  • 法令・制度:関連する法律や制度を根拠とする

根拠を示す際の注意点

根拠を示す際には、以下の点に注意が必要です。

  • 出典を必ず明記する(著者名、発行年など)
  • 一次資料と二次資料を区別する
  • データの信頼性を吟味する(いつ、誰が、どのように収集したか)
  • 自分の主張と根拠の関係を明確に説明する
  • 根拠の提示だけで終わらず、その意味を解釈する

章立ての方法

章と節の使い分け

レポートが長くなる場合は、本論を複数の章(節)に分けます。一般的な章立ての目安は以下のとおりです。

  • 2000〜3000字のレポート:2〜3節程度
  • 5000字以上のレポート:3〜5章程度
  • 卒業論文:5〜7章程度

見出しの付け方

見出しは、その章や節の内容を端的に表すものにします。「第1章」「第2章」のように番号だけでなく、内容を示す見出しを付けると読みやすくなります。

見出しの例を比較します。

  • 良くない例:「第2章 考察」
  • 良い例:「第2章 レジ袋有料化による消費者行動の変化」

本論で避けるべきこと

本論を書く際によくある問題を以下にまとめます。

  • 根拠なく「〜と考えられる」「〜と思われる」で済ませる
  • 序論で述べた問いとは無関係な話題に脱線する
  • 一つの段落が長すぎる(目安として1段落は200〜400字程度)
  • 情報を羅列するだけで、自分の分析や解釈がない
  • 反対意見を無視して一方的に主張する

本論は、レポートの中で最も多くの労力をかけるべき部分です。序論で示した問いから逸れず、根拠を丁寧に示しながら議論を展開することで、説得力のあるレポートになります。

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