塩もみの基本と水分を抜くコツ
塩もみ 下処理 料理の基本 野菜
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塩もみは野菜に塩をふってもみ込み、余分な水分を抜く下処理です。サラダや漬物、和え物などで頻繁に使われる基本技術で、食感や味の仕上がりを大きく左右します。
塩もみとは
塩もみとは、切った野菜に塩をふってもみ込み、浸透圧の作用で野菜から水分を引き出す下処理のことです。
塩もみの効果
- 余分な水分を抜いてシャキシャキの食感にする
- 野菜のかさが減って食べやすくなる
- 調味料が馴染みやすくなる
- 青臭みやえぐみが和らぐ
- 色が鮮やかになる(一部の野菜)
- 保存性が向上する
浸透圧の仕組み
塩もみで水分が抜ける仕組みは浸透圧によるものです。野菜の細胞内の水分濃度より、表面に塩をふった側の塩分濃度のほうが高くなるため、濃度を均一にしようとして細胞内の水分が外に出てきます。これにより野菜がしんなりし、余分な水分が取り除かれます。
塩もみの基本的なやり方
- 野菜を食べやすい大きさに切る
- ボウルに入れて塩をふる
- 全体に塩が行き渡るように手でもむ
- 5~10分ほど置く
- 水分が出てきたらしっかり絞る
塩の量の目安
| 食材 | 塩の量の目安(食材の重さに対して) |
|---|---|
| きゅうり | 2%程度(100gに対して塩小さじ1/3) |
| キャベツ | 2%程度 |
| 大根 | 2~3%程度 |
| かぶ | 2%程度 |
| もやし | 1~2%程度 |
| 白菜 | 2~3%程度 |
塩の量が少なすぎると水分が十分に抜けず、多すぎると塩辛い仕上がりになります。
食材別の塩もみのコツ
きゅうりの塩もみ
きゅうりは塩もみの定番食材です。
- きゅうりを薄い輪切りにする
- 塩をふってもむ
- 5分ほど置いて水分が出たらしっかり絞る
きゅうりの塩もみのポイントは以下のとおりです。
- 薄く切るほど水分が出やすい
- 絞りすぎるとパサパサになるため適度に絞る
- 酢の物に使う場合は塩もみ後にさらに酢で和える
- ポテトサラダに入れる場合は水分をしっかり絞る
キャベツの塩もみ
キャベツの塩もみはコールスローサラダや浅漬けに使います。
- キャベツを千切りまたはざく切りにする
- 塩をふって全体をもみ込む
- 10分ほど置く
- 出てきた水分をしっかり絞る
キャベツはかさが大きいため、塩もみすると量が大幅に減ります。サラダに使う場合は多めに切っておくと良いでしょう。
大根の塩もみ
大根の塩もみはなますや紅白なますを作る際に行います。
- 大根を千切りにする
- 塩をふって軽くもむ
- 10~15分ほど置く
- 水分をしっかり絞る
大根は水分量が多いため、しっかり時間を置いて十分に水分を出すことが大切です。
白菜の塩もみ
白菜は漬物や鍋の下準備で塩もみをすることがあります。
- 白菜のかさが減って使いやすくなる
- 甘みが引き出される
- 漬物の場合は少し多めの塩(3%程度)で行う
塩もみ後の水分の絞り方
水分の絞り方によって仕上がりが変わります。
手で絞る方法
- 塩もみした野菜を両手でまとめる
- ぎゅっと握るように水分を絞る
- 絞った水分は捨てる
ペーパータオルで包む方法
- キッチンペーパーの上に野菜をのせる
- ペーパーで包んで上から軽く押す
- 余分な水分をペーパーが吸い取る
繊細な食材や力加減が心配な場合はペーパータオルを使う方法が安心です。
塩もみの注意点
- 塩もみ後に塩辛い場合は水で軽くすすいでから絞る
- 長時間放置すると塩分が染み込みすぎる
- 調味料を加える際は塩もみの塩分を考慮して味を調整する
- 生食する野菜は衛生面にも注意し、よく洗ってから塩もみする
塩もみを使う代表的な料理
- きゅうりの酢の物
- コールスローサラダ
- ポテトサラダ(きゅうりの下処理として)
- 紅白なます
- 浅漬け
- 白菜の漬物
塩もみは簡単な作業ですが、この一手間をかけるかどうかで料理の仕上がりに明確な差が出ます。特にサラダや和え物では必須の下処理ですので、正しいやり方を身につけておきましょう。
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