敬語の達人 敬語の達人

飲み会・懇親会の敬語ガイド|上司やお客様との席での表現

飲み会 懇親会 ビジネスマナー お酌 宴席
広告スペース (article-top)

ビジネスの飲み会や懇親会は、仕事の延長でありながらも、普段よりリラックスした雰囲気で人間関係を深められる場です。しかし、くだけた場であっても最低限の敬語とマナーは必要です。特に上司やお客様がいる席では、言葉遣いひとつで印象が大きく変わります。この記事では、飲み会で使える敬語フレーズをシーン別に紹介します。

乾杯の挨拶フレーズ

乾杯の音頭を取る場合

乾杯の挨拶は簡潔にまとめるのがポイントです。

  • 「僭越ではございますが、乾杯の音頭を取らせていただきます。○○の成功を祝して、乾杯」
  • 「それでは、皆様のご健勝を祈りまして、乾杯」
  • 「本日はお忙しい中お集まりいただきありがとうございます。乾杯」

乾杯の挨拶を依頼する場合

  • 「○○部長、恐れ入りますが、乾杯のご発声をお願いできますでしょうか」
  • 「僭越ながら、乾杯の音頭を○○様にお願いしたいと存じます」

乾杯の挨拶を頼まれた場合

  • 「ご指名いただきましたので、僭越ながら乾杯の音頭を取らせていただきます」
  • 「恐れ入ります。それでは乾杯の音頭を取らせていただきます」

着席・席順のフレーズ

席を案内する

  • 「○○様、こちらのお席にどうぞ」
  • 「奥のお席にお掛けくださいませ」
  • 「○○部長はこちらの上座にどうぞ」

席を譲る

  • 「こちらにお座りください」
  • 「お席をお替わりしましょうか」
  • 「もしよろしければ、こちらにどうぞ」

席順のマナー

出入り口から遠い席が上座、近い席が下座です。

  • 上座:最も奥の席、または眺めの良い席
  • 下座:出入り口に近い席
  • 幹事は下座に座るのが基本

お酌のフレーズ

お酌をする場合

  • 「一杯いかがでしょうか」
  • 「お注ぎいたしましょうか」
  • 「お手が空いているようでしたら、いかがですか」

お酌を受ける場合

  • 「ありがとうございます。いただきます」
  • 「恐れ入ります。頂戴いたします」
  • 「お気遣いいただき、ありがとうございます」

お酌を断る場合

飲めない場合や、これ以上飲みたくない場合の表現です。

  • 「お気持ちだけ頂戴いたします。もう十分いただきました」
  • 「恐れ入りますが、あまり強くないもので」
  • 「ありがとうございます。今はソフトドリンクでお願いいたします」
  • 「お心遣いありがとうございます。車で参りましたので」

会話のフレーズ

上司との会話

  • 「いつもご指導いただきありがとうございます」
  • 「○○の件では大変お世話になりました」
  • 「以前からお伺いしたかったのですが」
  • 「お話を伺えてうれしく存じます」

他部署の方との会話

  • 「○○部の○○でございます。お噂はかねがねお伺いしております」
  • 「普段はなかなかお話しする機会がございませんので、今日はうれしいです」
  • 「○○部のお仕事について、ぜひお聞かせください」

取引先との会話

  • 「いつもお世話になっております。今日はこのような場でお会いできてうれしく存じます」
  • 「ざっくばらんにお話しいただけますと幸いです」
  • 「お仕事以外のお話も伺えて、楽しゅうございます」

飲み会の幹事としてのフレーズ

開会の挨拶

  • 「皆様、本日はお忙しい中お集まりいただき、誠にありがとうございます」
  • 「それでは、○○を記念いたしまして、ささやかではございますが宴の席を設けさせていただきました」

料理・飲み物の案内

  • 「お飲み物は何になさいますか」
  • 「お食事のご注文はいかがでしょうか」
  • 「アレルギーをお持ちの方はいらっしゃいますか」
  • 「お料理が参りましたので、どうぞお召し上がりください」

締めの挨拶

  • 「宴もたけなわではございますが、お時間となりましたので」
  • 「最後に○○部長から一言いただけますでしょうか」
  • 「皆様のご健勝とご活躍をお祈りいたしまして、一本締めで締めさせていただきます」

二次会のフレーズ

二次会に誘う場合

  • 「よろしければ、この後もう少しいかがですか」
  • 「二次会のご用意もございますが、いかがでしょうか」
  • 「お時間が許すようでしたら、もう一軒いかがですか」

二次会を断る場合

断る際は、相手の気分を損ねないよう配慮しましょう。

  • 「お誘いいただきありがとうございます。あいにく明日朝早い予定がございまして」
  • 「大変名残惜しいのですが、本日はこの辺りで失礼いたします」
  • 「楽しかったです。次の機会にはぜひご一緒させてください」

二次会でのマナー

二次会では少しカジュアルになりますが、最低限の敬語は保ちましょう。

  • 上司への「タメ口」は二次会でも避ける
  • 酔っていても失礼な発言は控える
  • 帰る際は上司や幹事に挨拶してから帰る

飲み会後のフレーズ

お礼を伝える

翌日に顔を合わせた際のフレーズです。

  • 「昨日はありがとうございました。とても楽しかったです」
  • 「昨日はごちそうさまでした」
  • 「昨晩はお付き合いいただきありがとうございました」

お礼メール(取引先の場合)

取引先との飲み会の翌日には、お礼メールを送ると好印象です。

  • 「昨晩はお忙しい中、お時間をいただきありがとうございました」
  • 「楽しいお時間をご一緒でき、大変うれしく存じます」
  • 「昨晩のお話を踏まえ、○○について改めてご提案させていただきます」

飲みすぎた翌日

万が一飲みすぎてしまった場合のフォローです。

  • 「昨日は少々飲みすぎてしまいまして、失礼いたしました」
  • 「昨日は大変お騒がせいたしました。申し訳ございません」

飲み会で避けるべき言動

敬語が崩れる

酔っても上司や取引先への敬語は崩さないようにしましょう。特に以下に注意します。

  • 名前を呼び捨てにしない
  • 「お前」「あんた」などの二人称を使わない
  • 命令口調にならない

仕事の愚痴

社外の方がいる場でのネガティブな発言は控えましょう。

無理な飲酒の強要

「飲めない」という方に対して無理に勧めるのはハラスメントにあたります。

  • 「お気持ちだけで十分でございます」と断られたら、それ以上勧めない

まとめ

飲み会の敬語は、乾杯の挨拶やお酌の作法、席順への配慮が基本です。くだけた雰囲気であっても、上司や取引先への敬語は崩さず、節度ある振る舞いを心がけましょう。飲み会は人間関係を深める貴重な機会ですから、適切な敬語を使って良い印象を残すことが大切です。

広告スペース (article-bottom)

あわせて読みたい