紹介の敬語フレーズ集|人物・会社の丁寧な紹介表現
ビジネスの場では、自己紹介や第三者の紹介をする機会が頻繁にあります。初対面の印象を大きく左右する場面だからこそ、適切な敬語で紹介することが重要です。紹介の仕方ひとつで、信頼感やプロフェッショナルとしての印象が変わります。この記事では、紹介に関する敬語フレーズを場面別に紹介します。
自己紹介の敬語フレーズ
基本の自己紹介
ビジネスの自己紹介は、会社名・部署・名前を名乗るのが基本です。
- 「○○株式会社の○○と申します。どうぞよろしくお願いいたします」
- 「○○株式会社 営業部の○○でございます。本日はお時間をいただきありがとうございます」
- 「はじめまして。○○株式会社で○○を担当しております○○と申します」
役職を含む自己紹介
- 「○○株式会社 営業部部長の○○でございます」
- 「○○課で課長を務めております○○と申します」
- 「本日司会を担当いたします○○でございます」
電話での自己紹介
- 「お忙しいところ恐れ入ります。○○株式会社の○○と申します」
- 「いつもお世話になっております。○○株式会社の○○でございます」
- 「突然のお電話で失礼いたします。○○と申します」
他者を紹介する敬語フレーズ
上司を社外の人に紹介する
社外の方に自社の上司を紹介する場合は、上司に対しても謙譲表現を使います。
- 「弊社の営業部長の○○でございます」
- 「こちらが弊社の○○部で部長を務めております○○です」
- 「弊社の担当者の○○をご紹介いたします」
ポイント:社外の方に対しては、自社の上司に「様」や敬称を付けません。
社外の人を上司に紹介する
社外の方を自社の上司に紹介する場合は、社外の方に尊敬表現を使います。
- 「○○株式会社の○○様でいらっしゃいます」
- 「こちらは、○○株式会社でマーケティング部長を務めていらっしゃる○○様です」
- 「○○様をご紹介いたします。○○株式会社のご担当者様です」
紹介の順序
紹介にはマナーとしての順序があります。
- 目下の人から先に紹介する
- 自社の人を先に紹介してから、社外の方を紹介する
- 役職の低い人から先に紹介する
名刺交換での紹介フレーズ
名刺を渡すとき
- 「○○株式会社の○○と申します。どうぞよろしくお願いいたします」
- 「はじめまして。○○でございます」(名刺を差し出しながら)
名刺を受け取るとき
- 「ちょうだいいたします」
- 「ありがとうございます。○○様でいらっしゃいますね」
- 「頂戴いたします。○○様、どうぞよろしくお願いいたします」
名刺が切れている場合
- 「申し訳ございません。あいにく名刺を切らしておりまして」
- 「恐れ入りますが、名刺をただいま持ち合わせておりません。後日お送りさせていただきます」
メールでの紹介フレーズ
自社の担当者を紹介する
- 「後任の担当は○○でございます。今後とも変わらぬお引き立てのほどよろしくお願いいたします」
- 「弊社の○○をご紹介いたします。○○の分野に精通しております」
- 「本件の担当者として、弊社○○部の○○をご紹介させていただきます」
取引先を別の取引先に紹介する
- 「○○株式会社の○○様をご紹介したく、メールをお送りいたしました」
- 「両社のお役に立てればと思い、ご紹介させていただきます」
- 「○○の分野で実績のある○○株式会社様をご紹介いたします」
紹介メールの文例
件名:○○株式会社 ○○様のご紹介
○○様
いつもお世話になっております。○○株式会社の○○です。
このたび、○○の件でお力になれる方をご紹介したく、ご連絡いたしました。
○○株式会社で○○事業を手がけていらっしゃる○○様でいらっしゃいます。○○の分野でご豊富な実績をお持ちです。
○○様にも同様のメールをお送りしておりますので、双方ご都合のよいタイミングでお打ち合わせいただければ幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます。
会議・セミナーでの紹介フレーズ
講師・ゲストの紹介
- 「本日の講師をご紹介いたします。○○株式会社の○○様でいらっしゃいます」
- 「ゲストスピーカーとしてお越しいただきました○○様をご紹介申し上げます」
- 「○○の第一人者でいらっしゃる○○様に、本日はご登壇いただきます」
参加者の紹介
- 「まず、本日ご参加の皆様をご紹介いたします」
- 「初めてご参加の方をご紹介させていただきます」
- 「本日は○○部の○○にも同席してもらっております」(自社の人間の場合)
自己紹介を促す
- 「それでは、簡単に自己紹介をお願いできますでしょうか」
- 「お一人ずつ、お名前とご所属をお聞かせいただけますでしょうか」
- 「まずは自己紹介からお願いいたします」
紹介の敬語でよくある間違い
身内に敬称を付ける間違い
社外の方の前で、自社の上司に「○○部長様」「○○社長」と敬称を付けるのは誤りです。
- 誤:「弊社の○○部長をご紹介いたします」
- 正:「弊社の営業部長の○○をご紹介いたします」
- 正:「弊社で営業部長を務めております○○です」
紹介の順序を間違える
立場が上の人や社外の方を先に紹介するのは、マナー違反です。
- 誤:「○○様、こちらが弊社の○○です」(社外の方を先に呼びかけている場合はOK)
- 基本:まず自社の人間を紹介してから、社外の方を紹介する
「ご紹介に預かりました」の使い方
「ご紹介に預かりました○○です」は、紹介された側が使う表現です。紹介する側が使うのは誤りです。
紹介を上手に行うコツ
相手の情報を事前に確認する
紹介する際は、相手の正式な氏名・役職・所属を事前に確認しておきましょう。名前の読み方や役職名を間違えると、大変失礼にあたります。
共通点を添える
紹介する2者の共通点や、紹介する理由を一言添えると、その後の会話がスムーズになります。
- 「○○様も同じくマーケティングのご経験がおありですので、きっとお話が弾むかと存じます」
- 「○○の分野で、ぜひお力をお借りできればと考えまして」
フォローアップを忘れない
紹介した後は、双方にお礼のメールを送るなどフォローアップを行いましょう。
- 「先日はお忙しい中、お時間をいただきありがとうございました」
- 「○○様とのお打ち合わせはいかがでしたでしょうか」
まとめ
紹介の敬語フレーズは、「申します」「ご紹介いたします」を基本に、紹介する相手の立場に応じて尊敬語と謙譲語を使い分けることがポイントです。自社の人間は謙譲表現で、社外の方は尊敬表現で紹介するのが原則です。紹介の順序やフォローアップも含めて、スマートな紹介を心がけましょう。