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9月の祭り一覧|全国の代表的な秋祭りを紹介

9月の祭り 秋祭り 放生会 岸和田だんじり
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9月は暑さが和らぎ始め、秋の祭りが本格的に始まる時期です。収穫への感謝を込めた祭りや、秋の訪れを祝う伝統行事が全国各地で行われます。ここでは9月に開催される代表的な祭りを地域ごとに紹介します。

9月の祭りの特徴

秋祭りの始まり

9月は農作物の収穫が始まる時期であり、五穀豊穣への感謝を込めた秋祭りが各地で行われます。春の祭りが「豊作祈願」であるのに対し、秋の祭りは「収穫感謝」の性格を持つものが多いのが特徴です。

お彼岸との関わり

9月下旬には秋分の日を中心とした秋の彼岸があります。先祖供養の行事と祭りが重なる地域もあり、日本人の信仰と季節感が一体となった時期といえます。

関東地方の9月の祭り

鶴岡八幡宮例大祭(神奈川県鎌倉市)

鶴岡八幡宮の例大祭は9月14日から16日にかけて行われます。最大の見どころは流鏑馬(やぶさめ)神事で、馬上から的を射る勇壮な姿は鎌倉武士の伝統を今に伝えています。

800年以上の歴史を持つこの例大祭では、神幸祭の神輿渡御や、舞殿での神楽奉納なども行われます。

川越まつり(埼玉県川越市)

川越まつりは10月の第3土曜・日曜に行われることが多いですが、年によっては9月下旬に開催されることもあります。豪華絢爛な山車が蔵造りの町並みを巡行する姿は圧巻で、ユネスコ無形文化遺産に登録されています。

関西地方の9月の祭り

岸和田だんじり祭(大阪府岸和田市)

岸和田だんじり祭は9月の敬老の日直前の土曜・日曜に行われる大阪を代表する秋祭りです。4トンを超えるだんじり(地車)を全速力で曳き回し、交差点で直角に方向転換する「やりまわし」は迫力満点です。

約300年の歴史を持ち、各町が自慢のだんじりを曳いて街中を駆け抜けます。宵宮と本宮の2日間で約50万人の観客が訪れる大規模な祭りです。

石清水祭(京都府八幡市)

石清水八幡宮の石清水祭は9月15日に行われる勅祭で、葵祭、春日祭とともに日本三大勅祭の一つに数えられています。深夜から早朝にかけて行われる荘厳な神事で、松明の灯りの中で神輿が山上から山下へ渡御します。

九州地方の9月の祭り

筥崎宮放生会(福岡県福岡市)

筥崎宮(はこざきぐう)の放生会(ほうじょうや)は9月12日から18日まで7日間にわたって行われる大祭です。「万物の生命を慈しみ、殺生を戒める」という仏教の教えに由来する祭りで、博多三大祭りの一つに数えられています。

参道には約500もの露店が並び、名物の「お化け屋敷」は昭和の風情を残す福岡の秋の風物詩です。2年に一度の御神幸(御神輿行列)も見どころです。

おくんち(長崎県長崎市)

長崎くんちは10月7日からの開催ですが、その準備が9月から本格化します。一方、佐世保くんちは11月に行われるなど、九州各地の「くんち」は秋に集中しています。

東北地方の9月の祭り

花巻まつり(岩手県花巻市)

花巻まつりは9月の第2金曜から3日間行われます。100基以上の神輿が練り歩く「神輿パレード」は東北有数の規模です。鹿踊り(ししおどり)や神楽の奉納も行われ、花巻の秋を彩ります。

角館のお祭り(秋田県仙北市)

角館祭りのやま行事は9月7日から9日に行われ、武家屋敷の通りを豪華な曳山が練り歩きます。曳山同士がぶつかり合う「やまぶっつけ」は最大の見どころで、ユネスコ無形文化遺産に登録されています。

中部地方の9月の祭り

おわら風の盆(富山県富山市八尾)

おわら風の盆は9月1日から3日に行われる富山を代表する民謡行事です。胡弓の哀愁漂う音色に合わせ、編笠を深くかぶった踊り手が町を流して歩く姿は幻想的です。

坂の町・八尾の石畳の通りにぼんぼりの灯りがともる中、静かに踊りが続く光景は「見る者の心に染みる祭り」と評されています。

9月の祭りを楽しむポイント

気候と服装

9月前半はまだ暑い日が多いため、熱中症対策は必要です。後半になると朝晩は涼しくなるため、羽織るものがあると安心です。

混雑対策

岸和田だんじり祭やおわら風の盆は非常に混雑するため、交通規制や臨時列車の情報を事前に確認することをお勧めします。特におわら風の盆は八尾の町が小さいため、入場制限がかかることもあります。

まとめ

9月は秋祭りが本格的に始まる月であり、岸和田だんじり祭、筥崎宮放生会、おわら風の盆など、個性豊かな祭りが全国各地で行われます。収穫感謝の祭りから勇壮な山車祭りまで、日本の秋の始まりを彩る多彩な祭りを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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