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ことわざひっかけクイズ15問|間違えやすい慣用句の問題

ひっかけクイズ ことわざ 慣用句 日本語 誤用
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ことわざや慣用句は日常的に使う表現ですが、意味を間違えて覚えていたり、言い回しを勘違いしていたりすることが意外と多いものです。文化庁の「国語に関する世論調査」でも、慣用句の誤用率が高い表現が毎年報告されています。

この記事では、間違えやすいことわざや慣用句のひっかけクイズを15問紹介します。


問題と解答

第1問

「情けは人のためならず」の正しい意味は?

よくある間違い: 情けをかけるのは相手のためにならない

正解: 人に情けをかけると、巡り巡って自分に返ってくる

解説: このことわざは「情けは他人のためだけではなく、自分のためにもなる」という意味です。文化庁の調査では約半数の人が誤った意味で理解しているとされています。


第2問

「確信犯」の本来の意味は?

よくある間違い: 悪いとわかっていてわざとやること

正解: 自分の行為が正しいと確信してやる犯罪

解説: 「確信犯」は政治的・思想的な信念に基づいて行う犯罪を指す法律用語です。「悪いとわかっていてやる」は「故意犯」が近い表現です。現在では誤用が広まり辞書にも両方の意味が掲載されるようになっています。


第3問

「敷居が高い」の本来の意味は?

よくある間違い: 高級で入りにくい、レベルが高い

正解: 不義理をして相手の家に行きにくい

解説: 本来は「不義理や面目のないことがあって、その人の家に行きづらい」という意味です。「あのレストランは敷居が高い」のような使い方は誤用ですが、現在では広く使われるようになっています。


第4問

「役不足」の正しい意味は?

よくある間違い: 役に力が足りない(力不足)

正解: その人の力量に対して役が軽すぎること

解説: 「役不足」は「実力がある人に簡単すぎる仕事を任せる」ことを指します。力量が足りないことは「力不足」です。真逆の意味で使われることが非常に多い誤用の代表格です。


第5問

「煮詰まる」の本来の意味は?

よくある間違い: 行き詰まる、結論が出ない

正解: 議論が十分に行われ、結論が出る段階に達すること

解説: 料理で煮詰めると完成に近づくように、「煮詰まる」は「議論が成熟して結論が出せる状態になった」ことを意味します。「行き詰まる」の意味で使うのは誤用ですが、近年ではこちらの用法も広まっています。


第6問

「他力本願」の本来の意味は?

よくある間違い: 他人任せにすること

正解: 阿弥陀仏の力(他力)にすがって悟りを開くこと

解説: 浄土教の教えで、自力ではなく阿弥陀仏の力で救われるという意味です。仏教用語が転じて「他人任せ」という意味で使われるようになりましたが、本来の宗教的な意味とは大きく異なります。


第7問

「流れに棹さす」の正しい意味は?

よくある間違い: 流れに逆らう、水を差す

正解: 流れに乗って勢いをつける

解説: 棹(さお)は船を進めるための道具です。流れに棹をさして船を進める=流れに乗る、という意味です。「水を差す」と混同して「流れに逆らう」と解釈する誤用が非常に多い表現です。


第8問

「檄を飛ばす」の本来の意味は?

よくある間違い: 叱咤激励する

正解: 自分の考えを広く人々に知らせて同意を求めること

解説: 「檄(げき)」は意見書のことで、「檄を飛ばす」は手紙で自分の主張を広く伝えるという意味です。「激励する」の「激」と混同されやすく、誤用率の高い表現のひとつです。


第9問

「すべからく」の正しい意味は?

よくある間違い: すべて、全部

正解: 当然〜すべきだ(「べし」と組み合わせて使う)

解説: 「すべからく」は「すべからく〜べし」の形で使い、「当然〜すべきだ」という意味です。「全て」という意味で使うのは誤りです。「すべて」と音が似ていることが誤用の原因です。


第10問

「犬に論語」と同じ意味のことわざは?

正解: 「馬の耳に念仏」「猫に小判」「豚に真珠」など

解説: いずれも「価値のわからない相手に貴重なものを与えても意味がない」という意味です。ただし厳密には「犬に論語」は「いくら教えても理解できない」、「猫に小判」は「価値がわからない」とニュアンスの違いがあります。


第11問

「一姫二太郎」の正しい意味は?

よくある間違い: 子供は女の子1人、男の子2人が理想

正解: 最初に女の子、次に男の子の順番で生まれるのが育てやすい

解説: 「二太郎」は男の子が2人という意味ではなく、2番目に男の子が生まれるのが良いという意味です。女の子は育てやすいため、最初の子育てで経験を積み、2人目に男の子を育てるのが理想的だという意味です。


第12問

「やぶさかではない」は「やりたくない」という意味?

正解: 「喜んでやる」「やることにためらいはない」という意味

解説: 「やぶさか」は「物惜しみする、ためらう」の意味で、「やぶさかではない」はその否定なので「ためらわない=喜んでする」となります。二重否定のため分かりにくい表現です。


第13問

「気が置けない」は「油断できない」という意味?

よくある間違い: 気を許せない、油断できない

正解: 気を遣わなくてよい、リラックスできる

解説: 「気が置けない友人」は「気を使わなくてよい親しい友人」の意味です。「気が置ける」が「気を使う必要がある」で、その否定の「気が置けない」は肯定的な表現です。


第14問

「御の字」の正しい意味は?

よくある間違い: まあまあ、最低限で満足

正解: 非常にありがたい、大満足

解説: 「御」は尊敬・感謝の意味を表す最上級の接頭語です。「御の字」は「大変ありがたいこと」を意味します。「まあまあ、なんとか」という軽い意味で使うのは誤用です。


第15問

「潮時」は「引き際」という意味?

よくある間違い: やめるべきタイミング(ネガティブな意味)

正解: もっともよいタイミング(ポジティブにもネガティブにも使う)

解説: 「潮時」は潮の流れがちょうどよくなるタイミングのことで、「もっともよい時機」という意味です。「やめどき」というネガティブな意味だけでなく、「始めどき」「好機」というポジティブな意味でも使えます。


まとめ

ことわざひっかけクイズ15問、いかがでしたか?

日本語のことわざや慣用句は、長い歴史の中で意味が変化しているものが多くあります。本来の意味と現代の使われ方が異なることも珍しくありません。

誤用が広まって辞書にも新しい意味が掲載されるケースもあるため、「どちらが正しいか」は時代とともに変わります。大切なのは、本来の意味を知った上で、状況に応じて適切に使いこなすことです。

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