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レポートの結論の書き方|説得力ある締めくくり方

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レポートの結論は、読み手に最も強い印象を残す部分です。しかし「まとめを書くだけ」と軽視されがちで、多くの学生が結論の書き方に悩んでいます。ここでは説得力のある結論の書き方を解説します。

結論の役割

なぜ結論が重要なのか

結論はレポート全体の締めくくりであり、読み手が最後に読む部分です。序論で提示した問いに対する答えを明確に述べ、本論での議論を踏まえた総括を行う場所です。結論がしっかりしていると、レポート全体の評価が高まります。

結論と「まとめ」の違い

結論は単なる本文の要約(まとめ)ではありません。本論で展開した議論を踏まえて、自分なりの見解や意義を述べる部分です。要約に終始する結論は評価が低くなりがちです。

結論に含めるべき要素

序論の問いへの回答

結論で最も重要なのは、序論で提示した問いに対する明確な回答です。「本レポートでは○○について検討した結果、△△であることが明らかになった」というように、問いと答えの対応を明示します。

本論の議論の要約

本論で展開した主要な論点を簡潔にまとめます。ただし、本論の繰り返しにならないよう、要点のみを抽出して記述します。

議論の意義

自分の議論がどのような意味を持つのか、学問的・社会的な意義に触れると結論に深みが出ます。「この知見は○○の分野に貢献するものである」などの記述です。

今後の課題

本レポートで扱いきれなかった問題点や、今後さらに検討すべき課題を挙げます。これにより、自分の議論の限界を認識していることを示すことができます。

結論の分量

全体の10〜15%が目安

結論の分量は、レポート全体の10〜15%程度が適切です。2,000字のレポートであれば200〜300字、4,000字のレポートであれば400〜600字が目安になります。

短すぎる結論

一文や二文で終わる結論は不十分です。議論を踏まえた見解を述べるには、ある程度の分量が必要です。

長すぎる結論

結論が本論と同程度の長さになるのは、構成に問題があります。新しい議論を結論で始めてしまっているケースが多く、そうした内容は本論に移すべきです。

結論で避けるべきこと

新しい情報の追加

結論で新しいデータや情報を持ち出すのは避けます。結論はあくまで本論の議論を踏まえた総括であり、新しい議論を始める場所ではありません。

過度な謙遜

「素人の意見ですが」「拙い論考ではありますが」といった過度な謙遜は避けます。自分の議論に対する自信のなさが伝わり、説得力を損ないます。

飛躍した主張

本論で十分に根拠を示していない主張を結論で断定するのは避けます。結論は本論の議論の延長線上にあるべきです。

結論の書き出しパターン

パターン1:問いへの直接的回答

「本レポートでは○○について検討し、以下の結論に至った。」

パターン2:議論の総括

「以上の議論から、○○について次のことが明らかになった。」

パターン3:意義の提示

「本レポートの議論は、○○の理解に新たな視角を提供するものである。」

良い結論の例と悪い結論の例

良い例

「本レポートでは地方自治体の空き家対策について、A市とB市の事例を比較検討した。その結果、条例の制定だけでなく、住民参加型の管理体制を構築することが空き家問題の解決に有効であることが示された。今後は、住民参加の持続可能性についてさらに検討する必要がある。」

悪い例

「以上で地方自治体の空き家対策について述べた。空き家問題は深刻であり、早急な対策が求められる。」(議論の要約も自分の見解もなく、一般論に終始している)

まとめ

レポートの結論は序論の問いに答え、本論の議論を踏まえた見解を述べる重要な部分です。新しい情報を追加せず、本論の延長線上で議論をまとめ、今後の課題にも触れることで、説得力のある結論になります。結論の出来がレポート全体の評価を左右することを意識して取り組みましょう。

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