アカデミックライティングの文体|だ・である調の正しい使い方
学術的な文章には独特の文体ルールがあります。「だ・である」調の使い方、客観的な表現、避けるべき口語表現など、アカデミックライティングの文体を解説します。
アカデミックライティングの基本
常体(だ・である調)を使う
学術的な文章は原則として「だ・である」調(常体)で書きます。「です・ます」調(敬体)はレポートや論文には使いません。ただし、教員から「です・ます調で」と指示がある場合はそれに従います。
客観的な表現
学術文章では、個人的な感情や主観を排し、客観的な表現を使います。「私はすごいと思う」ではなく「この結果は○○を示している」のように書きます。
避けるべき表現
口語表現
「やっぱり」「すごく」「ちょっと」「なので」などの口語表現は学術文章では使いません。それぞれ「やはり」「非常に」「やや」「したがって」に置き換えます。
一人称の多用
「私は○○だと思う」の繰り返しは避けます。主張は「○○であると考えられる」「○○と言える」のように客観的に表現します。ただし、自分の見解を明示する場面では一人称を使っても構いません。
断定と推量の使い分け
根拠が十分にある場合は「○○である」と断定し、根拠が限定的な場合は「○○であると考えられる」「○○の可能性がある」のように推量を使い分けます。
正しい文体の例
用語の統一
一つの文章内で同じ概念を指す言葉は統一します。「子ども」「子供」「こども」が混在しないよう注意します。
数字の表記
原則として、一桁の数字は漢数字(一、二、三)、二桁以上は算用数字(10、100)で書きます。ただし、統計データなどは算用数字で統一する場合もあります。
引用の文体
他者の文献を引用する場合、引用部分は原文のまま「」で括り、自分の地の文は常体で書きます。
まとめ
アカデミックライティングの文体は、常体(だ・である調)を基本とし、客観的な表現で書くのが原則です。口語表現の排除、一人称の適切な使用、断定と推量の使い分けなど、細かなルールを守ることで格調のある学術文章になります。