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星・天体の漢字20選|夜空の漢字を読む

天体 漢字 自然 読み方
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夜空を見上げたとき、星座や天体の名前を漢字で表すと独特の美しさがあります。七夕の「織姫」「彦星」をはじめ、日本人は古くから星や月に名前をつけ、暮らしの中に天文の知識を取り入れてきました。この記事では、星や天体にまつわる漢字を20個紹介します。

星座と星の漢字

有名な星座の漢字

漢字読み方意味特徴
北斗七星ほくとしちせいおおぐま座の七つの星ひしゃく型に並ぶ
牽牛星けんぎゅうせいわし座のアルタイル七夕の彦星
織女星しょくじょせいこと座のベガ七夕の織姫
すばるプレアデス星団枕草子にも登場
参宿しんしゅくオリオン座の三つ星冬の代表的な星座

「昴」は「すばる」と読みます。プレアデス星団のことで、清少納言の『枕草子』に「星はすばる」と記されています。肉眼では6つから7つの星が見え、望遠鏡では100以上の星が確認できる若い星の集まりです。

明るい星の漢字

漢字読み方意味特徴
明星みょうじょう金星のこと朝夕に明るく輝く
宵の明星よいのみょうじょう夕方に見える金星日没後の西空に輝く
暁の明星あかつきのみょうじょう朝方に見える金星日の出前の東空に輝く

「明星」は金星を指す言葉です。金星は太陽と月に次いで明るい天体で、夕方に見えるときは「宵の明星」、朝方に見えるときは「暁の明星」と呼ばれます。古くは同じ星だと知られておらず、別の天体だと考えられていた時代もありました。

月に関する漢字

月の満ち欠けの漢字

漢字読み方意味旧暦での時期
さく新月月の初日
三日月みかづき細い弓のような月旧暦三日頃
上弦じょうげん右半分が明るい月旧暦七日頃
望月もちづき満月旧暦十五日
十六夜いざよい満月の翌夜の月旧暦十六日

「十六夜」は「いざよい」と読みます。「いざよう(ためらう)」という動詞に由来し、満月の翌夜は月の出がやや遅れることから、月がためらっているかのようだと表現したものです。非常に日本的な感性を感じさせる美しい言葉です。

月の情景の漢字

漢字読み方意味使い方
朧月おぼろづき霞がかった柔らかい月春の朧月夜
月影つきかげ月の光、月に照らされた影月影が水面に映る
月暈つきがさ月のまわりにできる光の輪月暈がかかると天気が崩れる

「朧月」は「おぼろづき」と読みます。春の夜に霞がかかってぼんやりと見える月のことです。「朧月夜(おぼろづきよ)」は春の季語であり、百人一首の「めぐり逢ひて見しやそれとも分かぬ間に雲隠れにし夜半の月かな」のように月は和歌の重要な題材です。

天の川と星に関する漢字

天の川

漢字読み方意味特徴
天の川あまのがわ銀河系の光の帯七夕の伝説と結びつく
銀河ぎんが天の川の別名、または銀河系星が銀色に輝く川のよう
星河せいが天の川の漢語的表現漢詩に登場する表現

「天の川」は夏の夜空を横切る光の帯で、無数の星の集まりです。七夕の伝説では、織姫と彦星を隔てる川として描かれ、年に一度の七月七日だけ渡ることが許されるとされています。

流れ星と天文現象

「流星(りゅうせい)」は大気圏に突入した小さな天体が発光する現象です。「彗星(すいせい)」は長い尾を引く天体で、「箒星(ほうきぼし)」とも呼ばれます。「日蝕(にっしょく)」「月蝕(げっしょく)」は太陽や月が一時的に隠される現象です。

暦と天体の漢字

曜日と天体

曜日の名前は天体に由来しています。「日曜(太陽)」「月曜(月)」「火曜(火星)」「水曜(水星)」「木曜(木星)」「金曜(金星)」「土曜(土星)」のように、古代の七曜が現在の曜日名に残っています。

二十四節気と天文

「春分(しゅんぶん)」「秋分(しゅうぶん)」「夏至(げし)」「冬至(とうじ)」は太陽の位置に基づく暦の区分です。二十四節気は農業にとって重要な目安であり、天文学と暮らしが密接に結びついていた時代の知恵です。

星の漢字と文学

和歌に詠まれた星

万葉集には七夕を詠んだ歌が多数収められています。「天の川」「牽牛」「織女」は和歌の定番の題材で、恋の歌として詠まれることが多いです。百人一首にも星や月を詠んだ名歌があります。

俳句の星

「荒海や佐渡に横たふ天の河」は松尾芭蕉の代表句です。荒れた日本海と佐渡島、そしてその上に横たわる天の川という壮大な景色を詠んでいます。星や天の川は俳句でも秋の季語として多く使われます。

まとめ

星や天体にまつわる漢字は、古来より人々が夜空を仰ぎ見て名付けてきた言葉の結晶です。「昴」「十六夜」「朧月」といった美しい漢字は、日本語ならではの天文表現として今も生き続けています。星空を眺めるとき、これらの漢字を思い出すと夜空がもっと身近に感じられるでしょう。

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