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送りがなを間違いやすい漢字20選

読み間違い 送りがな 漢字 正しい書き方 文法
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漢字の送りがなは、日本語の中でも特に間違いやすい分野です。「行なう」と「行う」、「表わす」と「表す」など、どちらが正しいか迷った経験のある方は多いでしょう。この記事では、送りがなを間違いやすい漢字を20個取り上げ、文化庁の「送り仮名の付け方」を基準に正しい表記を解説します。

動詞の送りがな

「う」で終わる動詞

正しい表記よくある間違い意味
行う行なう物事を実施する
表す表わす意味を示す
著す著わす本を書き記す
断る断わる申し出を拒否する
賜る賜わる目上の人からいただく

「行う」と「行なう」はどちらも使われますが、内閣告示「送り仮名の付け方」では「行う」が本則です。「行なう」は許容表記とされていますが、公的文書や試験では「行う」を使うのが無難です。

「える」「ける」で終わる動詞

正しい表記よくある間違い意味
答える答る質問に応じる
考える考る思考する
届ける届る送り届ける
預ける預る人に任せる
勤める勤る仕事に従事する

「答える」の送りがなは「える」です。活用語尾の一部を含めて送るのが原則で、「答る」では読み方が不明確になります。同様に「考える」「届ける」も語幹と活用語尾の区切りを明確にするために送りがなを多めにつけます。

形容詞の送りがな

「しい」で終わる形容詞

正しい表記よくある間違い意味
著しい著るしい程度がはなはだしい
危うい危い危険な状態にある
大きい大いサイズが大きい
少ない少い数量が少ない
新しい新らしい出来てから間もない

「著しい」は「いちじるしい」と読みます。送りがなは「しい」で、「著るしい」は誤りです。形容詞の送りがなは活用語尾を送るのが原則ですが、「著しい」の場合は語幹の「いちじる」の部分を漢字にあてています。

「い」で終わる形容詞

正しい表記よくある間違い意味
恥ずかしい恥かしい気まずい思いがする
悔しい悔やしい残念で腹立たしい
潔い潔よいきっぱりとしている

「恥ずかしい」の送りがなは「ずかしい」です。「恥かしい」は送りがなが足りません。「ず」の部分も送る必要があります。同様に「潔い」は「いさぎよい」と読み、送りがなは「い」だけです。

名詞の送りがな

動詞から転じた名詞

正しい表記よくある間違い意味
話し物語、会話の内容
答え質問への回答
届け届け出、届けること
組み合わせ組合わせ組み合わせたもの
申し込み申込み申し込むこと

「話」は名詞の場合は送りがなをつけません。「面白い話」のように使います。一方、動詞の場合は「話す」「話し合う」のように「す」「し」をつけます。名詞と動詞で送りがなが異なる点に注意が必要です。

形容詞から転じた名詞

「近く」「遠く」「多く」のように、形容詞が名詞化した場合は活用語尾を送ります。「近い」から「近く」、「多い」から「多く」のように、もとの形容詞の送りがなの規則がそのまま適用されます。

送りがなの許容と本則

許容表記が認められている漢字

内閣告示では、本則とは異なる送りがな(許容表記)が認められている漢字があります。

本則許容読み
行う行なうおこなう
表す表わすあらわす
断る断わることわる
浮かぶ浮ぶうかぶ
生まれる生れるうまれる

許容表記は「間違い」ではありませんが、学校教育や公的文書では本則に従うのが一般的です。新聞社や出版社では独自の用字用語集を持っており、社によって表記が異なることもあります。

複合語の送りがな

複合語の送りがなにはやや複雑なルールがあります。「取り扱い」「引き受ける」のように、送りがなのある語同士が結合した場合は原則としてそれぞれの送りがなを残します。ただし「取扱い」「引受け」のように送りがなを省略することが慣例として認められている場合もあります。

迷ったときの確認方法

辞書で確認する

送りがなに迷ったときは国語辞典で確認するのが確実です。辞書には本則の送りがなが記載されています。電子辞書やオンライン辞書なら手軽に調べられます。

活用形から逆算する

動詞の送りがなで迷ったときは、活用形を作ってみると判断しやすくなります。「行う」の未然形は「行わない」、連用形は「行い」です。活用語尾が明確になれば、どこから送りがなをつけるべきかがわかります。

読み方が二つ以上ある漢字に注意する

読み方が複数ある漢字は送りがなで区別します。「上げる(あげる)」「上がる(あがる)」「上る(のぼる)」のように、送りがなによって読み方と意味が決まります。送りがなを省略すると読み方が確定しなくなるため注意が必要です。

まとめ

送りがなの間違いは日常的に起きやすく、ビジネス文書や試験の解答でも減点の原因になります。「行う」「表す」「答える」「恥ずかしい」など基本的な漢字の送りがなを正しく覚えておくことが大切です。迷ったときは辞書で確認する習慣を身につけ、本則と許容の区別も理解しておくと万全でしょう。

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