成人の日の由来と成人式の歴史
成人の日は毎年1月の第2月曜日に設定された国民の祝日です。「おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます」日として制定されています。ここでは成人の日の由来と成人式の文化を解説します。
成人の日の由来
祝日の制定
成人の日は1948年に制定された国民の祝日です。当初は1月15日に固定されていましたが、2000年のハッピーマンデー制度により1月の第2月曜日に変更されました。
| 年 | 日付 | 経緯 |
|---|---|---|
| 1948年 | 1月15日(固定) | 国民の祝日として制定 |
| 2000年 | 1月第2月曜日 | ハッピーマンデーで移動 |
なぜ1月15日だったのか
もともとの1月15日は小正月にあたり、古来より元服の儀(男子の成人の儀式)が行われていた日でした。この伝統を踏まえて成人の日の日付が定められました。
元服の儀式
日本では古来より男子が成人を迎える際に「元服」の儀式が行われていました。元服では大人の髪型に結い直し、成人名(烏帽子名)を与えられました。女子の成人儀礼としては「裳着(もぎ)」があり、初めて裳(スカート状の衣服)をつける儀式でした。
成人式の歴史
成人式の始まり
現在のような成人式の原型は、1946年に埼玉県蕨市で行われた「青年祭」とされています。終戦直後の暗い時代に若者を励まそうと企画されたこの催しが全国に広まり、成人式の形が定着しました。
18歳成人と成人式
2022年4月の民法改正により成人年齢が18歳に引き下げられましたが、多くの自治体では成人式(名称を「二十歳の集い」などに変更)を従来どおり20歳の年に行っています。
成人式の服装
女性の振袖
成人式の女性の定番は振袖(ふりそで)です。振袖は未婚女性の第一礼装であり、長い袖と華やかな柄が特徴です。帯、草履、バッグ、髪飾りなどのトータルコーディネートで成人の門出を彩ります。
男性の袴・スーツ
男性は袴またはスーツで出席します。近年は袴姿の男性も増えていますが、スーツが主流です。
費用の目安
| 項目 | 費用の目安 |
|---|---|
| 振袖レンタル | 5万〜30万円 |
| 振袖購入 | 20万〜100万円以上 |
| 着付け・ヘアメイク | 1万〜3万円 |
| 前撮り写真 | 3万〜10万円 |
| 男性スーツ | 3万〜10万円 |
各地の成人式
ユニークな成人式
- 浦安市:東京ディズニーリゾートで開催
- 北九州市:派手な衣装で知られる
- 沖縄:旧正月に合わせた地域も
オンライン成人式
感染症対策をきっかけにオンラインでの成人式も導入されました。遠方に住む新成人も参加しやすいメリットがあります。
まとめ
成人の日は元服の伝統に由来する祝日であり、大人になった若者を祝い励ます日です。振袖や袴で着飾った新成人が集う成人式は、日本の冬の華やかな風景です。18歳成人の時代を迎えても、二十歳の節目は人生の大切な区切りとして祝い続けていきたいものです。