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沖縄の自然に由来する難読地名15選

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沖縄県には珊瑚礁の海、亜熱帯の森、石灰岩の断崖など独特の自然環境が広がっています。これらの自然に由来する地名の多くは琉球語をルーツとしており、本土の漢字読みとは全く異なる読み方をするものが大半です。ここでは沖縄の自然に由来する難読地名を15個紹介します。

海に関する地名

地名読み方所在地由来・解説
辺戸岬へどみさき国頭村沖縄本島最北端の岬
万座毛まんざもう恩納村「万人が座れる野原(毛)」の意味
残波岬ざんぱみさき読谷村琉球語に由来する岬の名前
瀬底島せそこじま本部町琉球語の地名に漢字を当てたもの
古宇利島こうりじま今帰仁村琉球語「フイ」に由来する説

「万座毛」は「まんざもう」と読みます。恩納村にある景勝地で、琉球王朝時代に尚敬王がこの地を訪れた際、「万人が座るに足る」と称えたことが名前の由来とされています。「毛」は琉球語で野原や草原を意味します。象の鼻のような形の断崖絶壁がシンボルです。

「古宇利島」は「こうりじま」と読みます。沖縄版のアダムとイブの伝説が残る島で、「恋の島」とも呼ばれています。古宇利大橋で本島とつながっており、エメラルドグリーンの海の上を走る爽快なドライブが楽しめます。

山・森に関する地名

地名読み方所在地由来・解説
与那覇岳よなはだけ国頭村沖縄本島最高峰(503m)
大石林山だいせきりんざん国頭村石灰岩の奇岩が林立する山
比地大滝ひじおおたき国頭村沖縄本島最大の滝
やんばるやんばる国頭村ほか「山原」と書く、北部の森林地帯

「やんばる」は沖縄本島北部の山林地帯を指す地名で、漢字では「山原」と書きます。ヤンバルクイナ、ヤンバルテナガコガネなど固有種が生息する生物多様性の宝庫で、2021年に世界自然遺産に登録されました。

「大石林山」は「だいせきりんざん」と読みます。国頭村にある石灰岩が浸食されてできた奇岩群の景勝地です。亜熱帯の植物と石灰岩の奇岩が織りなす景観は沖縄ならではのものです。

川・水に関する地名

地名読み方所在地由来・解説
億首川おくくびがわ金武町マングローブが茂る川
漫湖まんこ那覇市・豊見城市ラムサール条約登録の湿地
垣花樋川かきのはなひーじゃー南城市全国名水百選に選ばれた湧水

「垣花樋川」は「かきのはなひーじゃー」と読みます。南城市にある湧き水で、全国名水百選に選ばれています。「ひーじゃー」は琉球語で「樋から流れる水」を意味します。石灰岩の崖から湧き出す水が石畳の道を流れ下る景観が美しく、地域住民の生活用水として古くから大切にされてきました。

離島の自然地名

地名読み方所在地由来・解説
川平湾かびらわん石垣市日本を代表する美しい湾
西表島いりおもてじま竹富町「西」を「いり」と読む琉球語
波照間島はてるまじま竹富町「果てのうるま(珊瑚の島)」の意味
竹富島たけとみじま竹富町琉球語「たきどぅん」から

「西表島」は「いりおもてじま」と読みます。「にしおもてじま」ではなく「いりおもてじま」です。琉球語では「西」を「いり(入り、太陽が沈む方角)」と読みます。イリオモテヤマネコが生息する島として有名で、島の面積の約90%が亜熱帯の原生林に覆われています。

「波照間島」は「はてるまじま」と読みます。有人島としては日本最南端の島で、「果てのうるま(珊瑚の島)」が語源とされています。南十字星を観測できる数少ない場所で、星空観測タワーがあります。

「川平湾」は「かびらわん」と読みます。石垣島北西部にある湾で、エメラルドグリーンの海と白い砂浜が作り出す景観はミシュラン・グリーンガイドで三つ星を獲得しています。

まとめ

沖縄の自然に由来する地名は「万座毛」「西表島」「波照間島」「垣花樋川」など、琉球語の独特の語彙が漢字に当てられたものが大部分を占めています。「西」を「いり」と読み、「毛」を「もう(野原)」と読む琉球語の特徴を知ることで、沖縄の地名の理解が深まります。これらの地名は沖縄の豊かな自然環境と独自の文化を今に伝えるものです。

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