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岩手県の難読地名20選

難読地名 岩手県 東北 地名の由来
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岩手県は本州で最大の面積を持つ県であり、アイヌ語に由来する地名や古くからの日本語が残る地名が数多くあります。沿岸部のリアス海岸沿いの漁村から内陸部の山間地まで、難読地名が点在しています。ここでは岩手県の難読地名を20個紹介します。

沿岸部の難読地名

三陸沿岸北部

地名読み方所在地由来・解説
種市たねいち洋野町種を蒔く場所の意味とする説
田野畑たのはた田野畑村田畑のある高台に由来
鵜住居うのすまい釜石市鵜が住む入り江に由来する説
釜石かまいし釜石市釜のような形の岩に由来する説

「鵜住居」は2011年の東日本大震災で大きな被害を受けた地域として知られるようになりました。「うのすまい」と読み、鵜が棲む入り江という意味に由来するとされています。2019年のラグビーワールドカップでは鵜住居復興スタジアムが会場の一つとなりました。

三陸沿岸南部

地名読み方所在地由来・解説
大槌おおつち大槌町アイヌ語「オツチ」に由来する説
綾里りょうり大船渡市「漁り(いさり)」が転じた説
碁石海岸ごいしかいがん大船渡市碁石のような黒い小石が由来
唐丹とうに釜石市アイヌ語由来とする説がある

「綾里」は「あやり」ではなく「りょうり」と読みます。大船渡市の南部に位置する漁村で、大綾里と小綾里に分かれています。地名の由来には諸説ありますが、漁をする場所を意味する「漁り(いさり)」が転じたとする説があります。

「唐丹」は「とうに」と読み、釜石市の南部にある地区です。アイヌ語の「トゥン・ナイ(柱のある沢)」が変化したものとする説があります。

内陸部の難読地名

県北・県央部

地名読み方所在地由来・解説
雫石しずくいし雫石町雫が滴る石に由来する伝説
紫波しわ紫波町アイヌ語「シワ」に由来する説
不来方こずかた盛岡市鬼が「もう来ない」と誓った伝説
厨川くりやがわ盛岡市前九年の役の古戦場

「不来方」は盛岡の旧名として知られ、「こずかた」と読みます。かつて三ツ石神社の岩に悪さをする鬼が「もう来ない(不来)」と誓いを立てたという伝説が残っており、これが地名の由来とされています。この伝説が「岩手」の県名の由来ともいわれています。

「紫波」は「むらさきなみ」ではなく「しわ」と読みます。アイヌ語で広い場所を意味する「シワ」が由来とする説が有力です。

県南部

地名読み方所在地由来・解説
胆沢いさわ奥州市アイヌ語由来の説がある
猊鼻渓げいびけい一関市獅子の鼻に似た岩に由来
衣川ころもがわ奥州市源義経終焉の地として有名
毛越寺もうつうじ平泉町正式には「もうつうじ」と読む
束稲山たばしねやま平泉町稲を束ねた形に見える山

「猊鼻渓」は「げいびけい」と読みます。砂鉄川の渓谷で、舟下りが名物です。「猊鼻」は獅子(猊)の鼻のような形の岩があることに由来します。

「毛越寺」は「もうつうじ」と読みます。平泉の世界遺産の構成資産の一つで、慈覚大師円仁が開山したと伝えられています。「けごしじ」と読み間違えられることが多い地名です。

山間部の難読地名

地名読み方所在地由来・解説
葛巻くずまき葛巻町葛(くず)が巻き付く土地
安代あしろ八幡平市アイヌ語由来とする説
岩泉いわいずみ岩泉町岩から清水が湧く地形に由来

「安代」は「あしろ」と読みます。現在は八幡平市の一部ですが、旧安代町の名前として残っています。リンドウの栽培で知られる地域です。

まとめ

岩手県の難読地名にはアイヌ語に由来するものが多く、東北地方の古い言語文化の痕跡が地名に残されています。「不来方」「紫波」「毛越寺」「猊鼻渓」など、初見では読み方が想像しにくい地名が県内各地に点在しています。これらの地名の由来を知ることで、岩手県の歴史や風土をより深く理解することができるでしょう。

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