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東北地方の山に関する難読地名15選

難読地名 東北 地名の由来
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東北地方は奥羽山脈を背骨として、出羽山地、北上山地などの山々に囲まれた地域です。山間部には古くからの地名が多く残っており、読み方の難しいものが数多くあります。ここでは東北地方の山に関する難読地名を15個紹介します。

奥羽山脈周辺の難読地名

山名

地名読み方所在地由来・解説
八甲田山はっこうだやま青森県八つの甲(こう)と田代がある山
岩木山いわきさん青森県岩でできた木のような山とする説
栗駒山くりこまやま岩手県・宮城県栗の木が駒(馬)の形に見える
蔵王山ざおうさん山形県・宮城県蔵王権現を祀ったことに由来
鳥海山ちょうかいさん山形県・秋田県「鳥の海」に由来する説

「八甲田山」は「はちこうだやま」ではなく「はっこうだやま」と読みます。1902年の日本陸軍雪中行軍遭難事件で知られる山で、冬には厳しい気象条件となります。「八つの甲(峰)と田代(湿原)がある」ことが名前の由来とされています。

「鳥海山」は「ちょうかいさん」と読みます。標高2,236メートルで東北地方で2番目に高い山です。秋田県と山形県にまたがり、「出羽富士」とも呼ばれる美しい山容が特徴です。

峠・山間地

地名読み方所在地由来・解説
鬼首おにこうべ宮城県大崎市鬼の首を埋めた伝説に由来
院内いんない秋田県湯沢市院(寺院)の内にある集落
雄勝おがち秋田県湯沢市アイヌ語由来とする説がある
龍泉洞りゅうせんどう岩手県岩泉町龍の泉がある洞窟

「鬼首」は「おにこうべ」と読みます。宮城県大崎市の鳴子温泉郷の北に位置する地区で、スキー場や温泉があります。坂上田村麻呂が鬼を退治してその首を埋めたという伝説が地名の由来とされています。

出羽山地の難読地名

地名読み方所在地由来・解説
月山がっさん山形県月読命を祀る出羽三山の一つ
湯殿山ゆどのさん山形県温泉が湧く神聖な山
肘折ひじおり山形県大蔵村老僧が肘を折った伝説に由来

「月山」は「がっさん」と読みます。標高1,984メートルで、出羽三山(月山、羽黒山、湯殿山)の主峰です。修験道の聖地として古くから信仰を集めており、夏スキーでも知られています。

「肘折」は「ひじおり」と読みます。開湯から1200年以上の歴史を持つ温泉地で、老僧が肘を折った際に温泉で癒したという伝説が名前の由来です。豪雪地帯としても知られ、積雪が4メートルを超えることもあります。

北上山地の難読地名

地名読み方所在地由来・解説
早池峰はやちね岩手県「速い峰」の意味とする説
遠野とおの岩手県遠野市「遠い野」の意味
薬師岳やくしだけ岩手県薬師如来を祀ったことに由来

「早池峰」は「はやちね」と読みます。標高1,917メートルで北上山地の最高峰です。高山植物の宝庫として知られ、ハヤチネウスユキソウは早池峰山の固有種です。山名の由来は「速い峰」の意味とする説や、アイヌ語由来とする説があります。

「遠野」は民話の里として知られる地名で、柳田國男の「遠野物語」で全国的に有名になりました。山に囲まれた盆地にあり、河童や座敷童子の伝説が今も語り継がれています。

まとめ

東北地方の山に関する難読地名は、古代からの信仰や伝説、アイヌ語由来の地名など多様な背景を持っています。「八甲田山」「鳥海山」「早池峰」のような山名や、「鬼首」「肘折」のような伝説に由来する地名は、東北の自然と文化の深さを物語っています。これらの地名を知ることで、東北の山々への理解がより深まるでしょう。

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